「確実なモノづくりを支援」――Armadilloがさらに使いやすく! 組み込みやすく!:ET2013ニュース(2/2 ページ)
アットマークテクノは「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展」において、試作開発から量産まで幅広く対応可能な組み込み機器向けプラットフォーム製品「Armadilloシリーズ」を全面に訴求。展示ブースでは、新製品や既存製品のアップデートに関する展示デモを見ることができた。
どこにもで組み込めるArmadillo登場!
「同じ機能でこんなに小さく」というキャッチコピーで訴求していたのが、先日発表されたばかりのArmadillo-410だ。「Armadillo-400シリーズ」の最新ラインアップで、従来品と同様、400MHzのARM9コアベースのアプリケーションプロセッサ「i.MX257」(フリースケール・セミコンダクタ製)を搭載する。モジュール本体のサイズは、40×50×5.2mmと小型・薄型を実現しており、「さまざまな機器に組み込んで利用することができる」(説明員)という。展示会場では、「Armadillo-440」との比較展示がされていた。
Armadillo-410のウリは、何と言ってもコンパクト設計にある。Armadillo-440をはじめとする従来シリーズとは思想が異なり、キャリアボード(拡張ボード)を接続することで、コネクタの配置や基板の形状などを自由に決定できるモジュール型を採用している。
Armadilloで「Java 8」が動作
同社は、2013年11月13日にJavaのランタイム実行環境「JRE(Java Runtime Environment)」のライセンス契約をOracleと締結したと発表。マルチメディア機能に強いArmadillo-800シリーズ向けにはJava SEが、計測器や監視装置などによく使われるArmadillo-400シリーズには小規模な環境で動作するJava ME(CDC)およびJavaSEがJREとしてバンドルされる。展示会場では「Armadillo-840」を用い、2014年3月にリリース予定のJava 8とJavaFXのデモを披露していた。
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