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「賛否両論あっていい、もっといいクルマ作りたい」――トヨタ、5台のワールドプレミア:東京モーターショー2013(1/2 ページ)
トヨタ自動車が、東京モーターショー2013でセダンタイプの燃料電池車「TOYOTA FCV CONCEPT」やコンセプトカー「TOYOTA FV2」など5台のワールドプレミア(世界初出展)を実施。また、トヨタ自動車副社長の加藤光久氏から、同社のクルマ作りの方向性が語られた。
トヨタ自動車は2013年11月20日、「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日〜12月1日、東京ビッグサイト)でセダンタイプの燃料電池車(FCV)「TOYOTA FCV CONCEPT」、次世代タクシーコンセプト「JPN TAXI Concept」、コンセプトカー「TOYOTA FV2」、ミニバンのコンセプトカー2台「VOXY CONCEPT」「NOAH CONCEPT」など5台のワールドプレミア(世界初出展)を行った。
実用性の高いセダンタイプのFCVデザインコンセプト。FCVの燃料電池が「空気を吸い水を生成する機能」と、モーターによる「力強い走り」のイメージを具現化している。フロントフェイスは、空気を吸い込む大型サイドラジエーターグリルを強調、リヤデザインはカタマラン(双胴船)をモチーフに水が流れるイメージ。走行距離は500km以上、燃料である水素ガスの充填にかかる時間は3分程度と、ガソリン車とほぼ変わらない使い勝手。サイズは全長4870×全幅1810×全高1535mm、ホイールベースは2780mm。乗車定員は4人。
トヨタ自動車副社長で技術開発を担当する加藤光久氏はあいさつの冒頭、「今年の8月、ロボット宇宙飛行士『KIROBO』が国際宇宙ステーションに向けて旅立ちました」と述べ、同社の新しい取り組みとして宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力の下に開発を進めているロボット「KIROBO」を紹介した。
「今後、宇宙飛行士の若田さんの話し相手になるという実験が始まります。賢い頭と優しい心を持った『KIROBO』の“知能化”には、トヨタの技術が応用されています。『こんなパートナーがいてくれたら……』そんな夢をカタチにするプロジェクトを始めました」(加藤氏)。
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