使いやすく、製品価値を高める制御機器部品に注力:SCF2013
IDECは「システム コントロール フェア2013」で、制御盤の薄型化を可能とするスイッチ類など、顧客にとって使いやすく、製品価値を高めるための制御機器部品を紹介した。
IDECは、「システム コントロール フェア(SCF) 2013」(2013年11月6日〜8日、東京ビッグサイト)で、制御盤の薄型化を可能とするスイッチ類など、顧客にとって使いやすく、製品価値を高めるための制御機器部品を紹介した。特に、FA関連機器の小型薄型化と操作性の向上、安全対策への対応、そしてコスト削減を可能とする新製品/新技術のデモ展示に注力した。
これまでの展示会ではどちらかといえば、製品の仕様などに重きを置いてその特徴をアピールしてきた。「今回の展示会より、顧客にとって当社の部品がいかに使いやすくて、安全性を確保しやすいかを理解してもらえるような展示構成にした」(説明員)と話す。
その1つが、「フラッシュシルエットスイッチ」である。リング照光押ボタンスイッチや表示灯などを用意している。パネルの前面高さが最小2mmと薄いため、操作盤上のスイッチ部の凹凸をできる限り少なくできる。作業中に引っかかりやすい突起をなくしたことで、スイッチの誤操作をなくすことが可能だ。それに加えて、「ほこりが付着しにくく、洗浄なども容易である。意匠性にも優れている」(説明員)と、その使いやすさを語る。同社では、食品機械や半導体製造装置、医療機器、公共交通機関の券売機などの用途に向ける。
さらに同社は奥行きの短い「短胴タイプ」も用意している。例えば、パネル奥行きはスイッチ「CWシリーズ」で39.9mm、非常停止用押ボタンスイッチ「XWシリーズ」で48.7mm、表示灯(HWシリーズ)で30.5mmとなっている。これらの製品を用いることで制御盤のさらなる薄型化を可能とした。
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