IDEC、エコで省スペースなRF2形2極強制ガイド式リレーを発売:FAニュース
接点の溶着故障など安全制御回路の危険側故障を検出する強制ガイド式リレーにおいて、国内メーカー初の2極強制ガイド式リレーを開発。2極にすることで、4極タイプユーザーの安全制御における無駄となっている不要な接点とスペースをなくすことができる。
IDEC(アイデック)は2013年10月21日、各種安全規格に適合したRF2形2極強制ガイド式リレーを発売すると発表した。プリント基板実装用とソケット接続用、それぞれダイオードの種類などにより3タイプずつ用意され、標準価格は900〜1,200円。販売は10月25日からとなる。
国内メーカーとしては初の2極強制ガイド式リレーであり、2極にすることで4極タイプユーザーの安全制御における無駄となっている不要な接点とスペースをなくすことが可能。製品にはPCB端子用とプラグイン端子用の2種類の端子タイプが用意され、それぞれで保護構造RT II/RT III、動作表示LED付、逆起電力防止ダイオード付などの機種が選択できる。DINレール用取り付けソケット2機種、プリント基板用取り付けソケット1機種も用意する。これらを組み合わせて使用することで、同社の4極式従来品に比べてトータルコストで40%、設置スペースで30%の削減が可能になる。
また、EN50205-2002 Type A TUV-SUD認証、UL認証、CSA認証の各種安全規格に適合。接点定格は、a接点抵抗負荷がAC240V・6A、DC24V・6A、b接点抵抗負荷がAC240V・3A、DC24V・3Aとなる。定格操作電圧印加時の応答速度は、逆起電力防止ダイオード無しのモデルで5ms以下、逆起電力防止ダイオード付のモデルで20ms以下となっている。
おもに、工作機械本体やその周辺機器、自動車製造ライン、エレベータ、などの安全制御での用途を想定している。
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