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パイオニアが車載用ヘッドアップディスプレイを欧州展開、投影デバイスはDLPに車載情報機器

パイオニアは、スマートフォンのカーナビゲーションアプリのナビゲーション情報を表示する車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)を欧州市場に投入する。価格は699ユーロ(約9万2000円)。ドイツ ベルリンで開催中のエレクトロニクスショー「IFA 2013」(2013年9月6〜11日)で先行公開している。

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パイオニアの車載用HUD「NavGate HUD」の利用イメージ

 パイオニアは2013年9月4日(欧州時間)、スマートフォンのカーナビゲーションアプリのナビゲーション情報を、ドライバーが車両前方から視線を外すことなく確認できる車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)「NavGate HUD」を、同年10月から欧州市場で販売すると発表した。価格は699ユーロ(約9万2000円)。ドイツ ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA 2013」(2013年9月6〜11日)で先行公開する。

パイオニアの車載用HUD「NavGate HUD」の利用イメージ
パイオニアの車載用HUD「NavGate HUD」の利用イメージ 出典:パイオニア

 同社は2012年7月、国内向けの市販カーナビゲーションシステム「サイバーナビ」向けのHUDとして「AR HUDユニット」の販売を開始している(関連記事:なぜ映像が浮かび上がるの? 近未来のカーナビが登場した)。

 同ユニットは、運転席の上部に付いているサンバイザーを取り外して設置するバイザータイプの製品。レーザー光源とMEMSを組み合わせたプロジェクションユニットにより、ドライバーの目から3m先に37インチ相当の大きさでナビゲーション情報などを表示できる(関連記事:パイオニアのヘッドアップディスプレイ、レーザープロジェクタの採用で低コスト化)。また、サイバーナビとHUDの間の通信にはBluetoothを用いている。価格は10万円である。

 今回発表したNavGate HUDは、サンバイザーを使って固定するものの、AR HUDユニットと同様にバイザータイプの製品である。ただし、サイバーナビ向けのAR HUDユニットとは異なり、スマートフォンアプリの「CoPilot Live」や「iGO primo」向けとなっている。プロジェクションユニットもDLP(Digital Light Processing)方式に変更した(関連記事:DLP技術の車載利用を目指すTI、センターコンソールとHUDのデモを披露)。

 映像を投影するコンバイナーを小型化したこともあり、ナビゲーション情報などを表示する画面のサイズは、ドライバーの目から3m先で約30インチ相当とAR HUDユニットよりも小さくなっている。スマートフォンとHUDの間の通信は、USBケーブルを用いた有線接続で行う。

「NavGate HUD」をサンバイザーで固定した状態
「NavGate HUD」をサンバイザーで固定した状態 出典:パイオニア

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