バブリシャス「バ部」×沼津高専、フーセンガムロボットを開発:ガムとロボットへの情熱の融合
フーセンガムブランド「バブリシャス」の発売元であるモンデリーズ・ジャパンと沼津工業高等専門学校(沼津高専)は、風船ガム(フーセンガム)を膨らませるロボットを開発した。
フーセンガムブランド「バブリシャス」の発売元であるモンデリーズ・ジャパンと沼津工業高等専門学校(沼津高専)は2013年8月9日、風船ガム(フーセンガム)を膨らませるロボットを製作する「フーセンガムロボットプロジェクト」を同年3月から始動し、アイデア着想から開発・製作を経て、ついにロボットを完成させたと発表した。
フーセンガムロボットプロジェクトは、フーセンガムを楽しむための部活動「バ部」の活動の一環として開始されたもので、フーセンガムの魅力をロボットを通じて子どもたちに伝えることを目的とする。沼津高専 電子制御工学科の学生40人が「Aチーム」「Kチーム」の2チームに分かれ、2体のフーセンガムロボットを開発した。なお、2チームのロボットに課せられたミッションは、フーセンガムの大きさを競う“ビッグバブル”で25cmを超えることだ(1回で使えるガムはバブリシャス7粒分)。
沼津高専の学生らにとってロボット製作は身近なものだが、ガムを膨らませる機能を備えたロボットの開発は初めてで、粘着性の高いガムをロボットの素材にくっつかせないようにするために悪戦苦闘したという。
Aチームが開発したのは、人間に似た動作でビッグバブルに挑戦するロボット「ReAMO」だ(そしゃく専用ミニロボット含む)。ガムを金属でつぶしながら回転させることでガムの厚さを均等にし、平らになったガムを伸ばしたり膨らませたりする機構にセット。今度は、それを薄く均一に伸ばし、膨らませる機構にセットし、ロボットの口に運ぶ。ロボットの口からゆっくりと空気が送られてガムが膨らむ。
一方のKチームが開発したのは、人間にはできない方法でビッグバブルに挑戦するロボット「プクゾウ」だ。セットしたガムをワイヤーで引っ張り、伸ばした状態にして、空気を送るロートに密着させる。ロートからゆっくりと空気を送り込み、ガムを膨らませる。見た目はカエルのような形をしており、膨らんだガムにライトを照らしてさまざまな色に変化させる演出も行える。
なお、公式Webサイトで、フーセンガムロボットプロジェクトの概要や開発リポートが掲載されている。
ロボット開発の最前線
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