印刷会社 開発職からの転職:転職成功事例(2/2 ページ)
管理職になったものの、まだまだ技術開発の仕事をしたいと転職に踏み切った43歳の小野さん。転職希望の会社は第一志望の部署で求人を出しておらず、応募した求人も「40歳まで」と条件を満たしていませんでしたが――。
今度入社する会社を選んだ理由は何ですか?
昔から憧れていたメーカー製品の設計に携われる、というのが大きな理由です。
幅広い製品群を持っている企業でゼロベースからの設計経験を積むことができるため、やりがいも大きいと感じていました。内定が出たときにはほとんど迷わず結論を出しました。
入社後の現状・新たな目標など
今回はプロジェクトマネージャーとして採用されました。前職と同じマネージャーという役職ですが、管理職としてではなく現場に立ってプロジェクトを引っ張れる立場での仕事です。このままいつまでも技術畑にいたいと思っています。
転職をお考えの方へのメッセージ
40歳を過ぎてからの転職は、それまでのキャリアが問われますから、しっかりしたキャリアがなければ難しいと思います。逆の言い方をすれば、生かせるキャリアがあるならば、40歳を過ぎても転職の可能性があるということでもあると思います。
転職をお考えの際には、慎重に、でも憶することなく進めていけばよいのではないでしょうか。
キャリアアドバイザーからのコメント
小野さんがご来社いただいた際は、ご希望企業のポジションは残念ながらクローズしていました。ただ、過去のデータから、幅広くポジションをご検討いただける企業だと伺っていたので、まずは他のポジションでご推薦しご本人の可能性を見ていただけるよう企業側にお願いしました。
結果、面接においても小野さんのご実績に対する評価は非常に高く、もともと募集のなかったポジションでの内定を獲得されたのです。
順調に希望企業からの内定は得られたものの、退職に当たっては現職からの強い引き止めがあり、私からは毎日お電話で退職交渉に関するアドバイスをさせていただきましたが、何よりもご本人の強い意志が大切なのだと実感しました。
ご入社後、小野さんの開発された自社ブランド商品が店頭に並ぶことを心より楽しみにしております。
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