半導体メーカー テストエンジニアからの転職:転職成功事例
総合半導体メーカーで4年半、テストエンジニアとして勤務した山岡さんは、所属部署の閉鎖に伴い、将来的なキャリアパスを考えて2度目の転職を決意。人材紹介サービスを利用した今回は、どのような転職活動だった?
本記事はパソナが運営する人材紹介サービスブランド「パソナキャリア」の記事に加筆・修正して転載しています。
山岡さん(仮名・31歳男性)
所属部署の閉鎖に伴い、将来的なキャリアパスを考えて2度目の転職を決意された山岡さん。前回の転職の際は、ご自身で探して直接応募された企業に入社されています。人材紹介サービスを利用した今回は、どのような転職活動だったのでしょうか?
前職 半導体メーカー テストエンジニア
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現職 半導体メーカー テストエンジニア
転職する前の仕事
総合半導体メーカーで4年半、テストエンジニアとして勤務していました。テストプログラムの作成を中心に、テスト工程全般の業務を担当していました。
前の会社に入社した際の転職活動では、自分で直接応募して内定をいただきました。中途採用が活発に行われていた時期だったため、非常に多くの求人があったことを覚えています。
転職の理由
業界の不況の影響で、所属部署が閉鎖となったんです。規模を縮小して既存ユーザーのサポートを続けていくことになったのですが、景気が戻ってきたとしてもこれまでと同じ業務をやっていける部署に配属される保障もないため、将来的なキャリア形成を考え転職を決意しました。
私の転職活動
リーマンショックの影響もあり、前回転職した時と比較して選択肢(求人数)が極端に少ない状況でした。特に自分自身の経験分野である半導体は非常に厳しい状況であることがわかっていましたので、自分で求人を探すだけではなく、人材紹介サービスを利用してみようと思い、パソナキャリアに登録しました。
キャリアアドバイザーの方との面談では求人を紹介されるだけなのかと思っていたのですが、まず初めにお話したのが転職とは無関係な質問だったので驚きました。後から聞いて知ったのですが、直接的にではなく間接的な質問から、私にどんなタイプの企業が合うか、私がどのようなポイントを重視しているのかを探っていただいていたそうです。
その後も、アドバイザーの方からは客観的な視点でアドバイスを多くいただくことができました。特に、企業との面接の前にはメールや電話で頻繁に連絡を取り合い、十分な準備をして面接に臨むことができました。
結果、1回目の転職と比べると応募した企業の数自体は少なかったのですが、無事に内定をいただき転職を成功させることができました。
入社した企業について
企業についてだけではなく、業界全体の今の状況と未来についても良く調べた上で、応募しました。選考が進んでいく中でいくつか懸念に思う点もありましたが、アドバイザーの方に率直に相談させていただく中で、解消していくことができました。
入社してからの業務についても、前の会社にいたときよりも裁量領域が広がりました。忙しい日々ではありますが、テストプログラムの作成などの技術的な業務だけではなく、マネジメント業務にも取り組めています。
転職をお考えの方へのメッセージ
転職活動の手順としては、まず「自分の置かれている状況を知る」ことからスタートし、それを整理した上で「自分がどうしたいのか、何をやりたいのかという方向性を立てる」のが良いのではないでしょうか。
いずれも自分自身を客観的な観点で見つめ直すことが重要になります。
今回の転職活動では、業界動向や転職活動に詳しいキャリアアドバイザーの方との面談により、スムーズに状況を把握でき、方向性を考えることができました。自分を見つめ直す際に、アドバイザーの方から客観的なアドバイスをいただけたことは、大きなメリットだったと思います。
アドバイザーからみた山岡さんの転職
初めてお会いしたときから、何よりも人柄の良さを転職活動において大きな武器にできる方だと思いました。単に技術的なスキルの面だけではなく、そういった面をより企業にアピールできるよう、アドバイスをさせていただきました。
具体的には、応募先企業の社長の記事や実際の企業内の雰囲気を面接前にお伝えすることで、リラックスして面接に臨んでいただけるよう、電話やメールで頻繁に連絡を取りながら対策を立てました。技術面は応募書類上で確認されますが、人物面はやはり面接の際の受け答えや印象で判断されます。面接の際に挙がるであろう設問をあらかじめ想定して準備できたので精神的な余裕を持つことができ、アピールポイントである人柄の良さがしっかりと伝わったことが、企業から内定をいただけたポイントだったと思います。
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