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MATLAB/Simulink、NASAのSPHERESプロジェクトの一環としてISSに導入宇宙開発

The MathWorks(マスワークス)は、「MATLAB/Simulink」がNASAの「SPHERES」プロジェクトの一環として、国際宇宙ステーション(ISS)に導入されたことを発表した。

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 The MathWorks(以下、マスワークス)は2013年7月23日(米国時間)、同社の「MATLAB/Simulink」が米航空宇宙局(NASA)の「SPHERES(Synchronized Position Hold Engage and Reorient Experimental Satellites)」プロジェクトの一環として、国際宇宙ステーション(ISS)に導入されたことを発表した。

 SPHERESとは、自動ランデブーやドッキングマヌーバを実行する宇宙船用に定義された一連の指示をテストするための「球状人工衛星」のことである。ボウリング球ほどの大きさで、宇宙ステーションの内部で使用される。

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国際宇宙ステーション(ISS)で、3台のSPHERESとともに自由に浮遊するNASAの宇宙飛行士

 宇宙ステーションの乗組員、地上のエンジニア、客員科学者は、このSPHERESを使用して、人工衛星の保守点検修理、車両の組み立て、編成飛行を行う宇宙船の構成などを研究する予定である。SPHERESチームは、ISSに導入されたMATLAB/Simulinkを活用することで、人工衛星間の相対姿勢制御や軌道保持、カメラの再調整、イメージ合成マヌーバ、衝突回避、燃料バランスなどに関連するアルゴリズムをテストすることができるという。

 さらに、MATLABは、実験中の人工衛星のリアルタイム3Dアニメーションの描画を支援する。従来、地上の研究者は定位置からの映像しか確認できなかったが、MATLABにより、効果的に視覚化され、あらゆる角度から実験中の様子を確認できるという。

 今回の発表を受け、マスワークスでAerospace Marketing Managerを務めるJon Friedman氏は次のように述べる。「NASAがMATLAB/Simulinkを承認し、宇宙ステーションに導入することを大変うれしく思っている。この導入によって、より複雑なアルゴリズムやツールをMATLABとSimulinkで開発し、それらを人工衛星で直接再利用することで、NASA SPHERESチームは、研究をより迅速に進めることができるだろう」。

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