特集
研究者しか買えない「ルンバ」や忍者ロボットが大集合――実に面白いロボット技術:フォトギャラリー「ROBOTECH 次世代ロボット製造技術展」(2/3 ページ)
2013年7月3〜5日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたロボット技術の国際見本市「ROBOTECH 次世代ロボット製造技術展」では、数多くのロボット関連技術を見ることができた。多数の写真でその模様をお届けしよう。
市販品じゃありません!! 研究用「ルンバ」(セールス・オンデマンド&明治大学)
お掃除ロボット「ルンバ」の開発元である米iRobot社の日本総代理店セールス・オンデマンドは、「アイロボット ルンバ 研究開発キット」を訴求していた。アイロボット ルンバ 研究開発キットは、ルンバをロボット研究・教育用プラットフォームとして、教育機関や研究機関に販売するもの。併せて、研究者が意見交換できるコミュニティーサイト「アイロボット ルンバ ロボット開発コミュニティ」も開設している。写真は隣りのブースに出展していた明治大学の展示物である
明治大学 理工学部 機械工学科 ロボット工学研究室/黒田研究室の自律型移動ロボット「Infant」。カメラ、GPS、センサーなど、さまざまな要素技術を活用しながら、自己位置推定や障害検出などを行い、安定した自律走行の実現を目指す。人間が暮らす実生活空間で行われる自律走行競技「つくばチャレンジ」にも参加している
ロボットで多摩地域の活性化を目指す(青梅商工会議所)
青梅商工会議所「ロボット産業活性化推進機構」は、ロボットで多摩地域の活性化を目指すべく、ロボットの研究開発および新事業創出を模索している。今回は3つの分科会のうちの1つ「ものづくりメカトロニクス分科会」を中心に出展。展示会場では、ベクトルが2013年6月28日に発表した「着せ替え案内ロボ」を披露。頭部の端末やボディのデザインなどをカスタマイズすることで、さまざまな用途・シーンに活用できる。奥多摩レンタサイクルとのコラボレーションによる「観光地・商店活性化システム」の実証テストで導入される(実施期間:2013年7月17〜19日)。本実証テストでは、観光客からのリクエストを受け付け、サイクリングコースなどの提案を行う
日本語が上手になったヒューマノイドロボ(アルデバラン・ロボティクス)
仏アルデバラン・ロボティクスの自律型ヒューマノイドロボット「NAO」。展示会場では、新たに強化された日本語機能に関するデモンストレーションを披露。自己紹介やスポーツのジェスチャークイズなどを実演していた。日本語に対応した音声合成技術として、今回、エーアイの高品質音声合成エンジン「AITalk」を採用。日本語での対話が可能な新バージョンの正式リリースに向けて開発が進められているという
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