ニュース
新型「アクセラ」のハイブリッドモデル導入に向け、マツダが組織改革:エコカー技術
マツダが、電気駆動システム開発室を部格から本部格に変更する組織改革を発表した。新型「アクセラ」の国内向けセダンモデルに搭載するハイブリッドシステムの開発力強化が狙い。
マツダは2013年7月1日、電気駆動システム開発室を部格から本部格に変更する組織改革を発表した。
電気駆動システム開発室は、その名称の通り、モーターやインバータ、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池を用いた電池パックから構成される電気駆動システムの開発を担当している。今回の組織改革は、「環境規制の基準の高度化やお客さまの環境意識の向上に対応するため、電気駆動システムの開発活動を効率的に推進する」(マツダ)ことが目的となっている。
具体的には、2013年秋以降に発売される新型「Mazda3(日本名:アクセラ)」の国内向けセダンモデルに搭載するハイブリッドシステムの開発力を強化する。このハイブリッドシステムは、トヨタ自動車からライセンス供与される技術がベースになるとみられているが、マツダの次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV G」との連携動作などは、マツダ自身で開発を進める必要がある。
関連記事
- 新型「アクセラ」は待望の小型「アテンザ」か、魂動+SKYACTIVにHUDも搭載
マツダは、2013年秋以降に発売される新型「Mazda3(日本名:アクセラ)」の車両概要を明らかにした。小型「アテンザ」のような「魂動」デザインの外観に加えて、新世代技術「SKYACTIV」の全面採用による大幅な燃費の向上も期待できそうだ。さらに、エンジン始動と同時にポップアップするヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用も予定している。 - マツダが「デミオEV」を10月からリース販売、100V給電システムも搭載
マツダは、小型車「デミオ」をベースに開発した電気自動車(EV)「デミオEV」のリース販売を2012年10月から開始する。容量20kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、満充電から200km走行できる(JC08モード)。車載電池から、100Vの電力を供給する給電システムも搭載した。 - これがロータリーエンジンの生きる道、水素を燃やしてEVの走行距離を伸ばす
マツダが、水素ロータリーエンジンをレンジエクステンダー(航続距離延長装置)として搭載する電気自動車(EV)を開発中だ。ロータリーエンジン搭載車「RX-8」の生産は終了するが、新たな用途に向けてロータリーエンジンの開発は継続される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.