「スバルXV」のハイブリッドモデルは初夏発売、JC08モード燃費は20km/lを達成:エコカー技術
富士重工業は、同社初のハイブリッド車となる「スバルXV」のハイブリッドモデルのJC08モード燃費が20.0km/l(リットル)を達成したと発表した。ベース車の15.8km/lから、ハイブリッド化によって約27%向上したことになる。2013年初夏に国内発売する予定だ。
富士重工業は2013年4月18日、同社初のハイブリッド車となる「スバルXV」のハイブリッドモデルについて、日本国内仕様のプロトタイプを公開するとともに、JC08モード燃費が20.0km/l(リットル)を達成したと発表した。ベース車であるガソリンエンジンモデルのスバルXVが15.8km/lなので、ハイブリッドシステムの搭載によってJC08モード燃費が約27%向上したことになる。国内発売は同年初夏の予定。
スバルXVのハイブリッドモデルは、2013年3月に開催された「ニューヨーク国際自動車ショー」で初めて発表された。パワートレイン構成は、排気量2lの水平対向4気筒「ボクサーエンジン」とリニアトロニックCVT(無段変速機)に、最高出力10kW/最大トルク65Nmのモーターと、容量5.5Ahのパナソニック製ニッケル水素電池を組み合わせたものとなっている。
このとき、米国環境保護庁(EPA)の基準に沿った燃費も公開されている。市街地走行モードが28mpg(11.9km/l)、高速走行モードが34mpg(14.5km/l)、市街地走行と高速走行の両方を行う複合モードが31mpg(13.2km/l)である。ベース車との比較によるハイブリッド化の燃費向上効果は、市街地走行モードと複合モードで約11%、高速走行モードで3%程度となっていた(関連記事:スバル初のハイブリッド車、燃費はベース車と比べて11%向上)。
関連記事
- スバル初のハイブリッド車、燃費はベース車と比べて11%向上
富士重工業は、「ニューヨーク国際自動車ショー」において、同社初のハイブリッド車(HEV)となる「スバル XV クロストレック ハイブリッド」を公開した。燃費は、ベース車の「スバル XV クロストレック」と比べて、市街地走行モードと複合モードで約11%向上している。 - 富士重工のプラグインハイブリッドSUV、ボクサーディーゼルと3モーターを融合
富士重工業のプラグインハイブリッドSUVのコンセプトカー「SUBARU VIZIV CONCEPT」は、排気量2.0l(リットル)の水平対向ディーゼルエンジン「ボクサーディーゼル」と、車両前部の駆動/発電兼用の1モーター、車両後部の駆動専用の独立2モーターから構成される3モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載している。 - 空を飛ぶ! 折りたたんで収納! スバルのパトカーがデザインチャレンジで優勝
富士重工業が、「2025年のハイウェイパトロールカー」のデザインチャレンジで優勝した「SHARC」は、「EyeSight 3D」を使った自動運転や、空を飛ぶ「ホバーモード」への変形、折りたたんでの収納が可能である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.