新装歌舞伎座にKIOSK端末「SUKIT」を納入、OKI:KIOSK 採用/導入事例
2013年4月2日に新開場した東京・銀座の歌舞伎座に、沖電気工業の情報KIOSK端末「SUKIT(スキット)」が導入された。操作性やカスタマイズ性、保守性が高く評価されたという。
沖電気工業(以下、OKI)は、2013年4月2日に新開場した東京・銀座の歌舞伎座(運営会社:松竹)に、同社の情報KIOSK端末「SUKIT(スキット)」を納入したと発表した。
歌舞伎座は、2010年に老朽化によりいったん閉場し、その後、建て替え工事が進められてきた。松竹は、今回のリニューアルオープンに当たり、従来使用してきた切符引き取り機(電話やインターネットで購入したチケットを現地で受け取れる装置)を全面的に刷新することを決定。人間工学に基づいた操作性やカスタマイズ性、保守性を高く評価し、SUKITを選定したという。
SUKITは、ATMや鉄道の予約券売機などの開発・導入実績で培った、技術・ノウハウを基に製品化されたもの。2008年の販売開始以来、航空会社やバス運行会社などで採用されてきた。OKIが公表している標準仕様によると、SUKITの制御部は、インテルのCPU(Intel Celeron、またはIntel Core i5)を搭載しており、OSとしてマイクロソフトの「Windows 7 Professional」が動作している(用途が専用端末なので、実際には、Windows 7 Professional for Embedded Systemsだと思われる)。
また、SUKITに搭載されている「SUKITプラットフォーム」によるアプリケーション開発の容易性も導入の決め手の1つになったとしている。SUKITプラットフォームとは、SUKITに接続されるプリンタやカードリーダーといったオプション機器(デバイス)の種別に依存しない、簡略化・統一化された制御インタフェースを提供し、各種デバイスの制御プログラムの開発に掛かる負担を軽減するものである。
なお、今回、新開場した歌舞伎座への導入に加え、2013年中に、松竹が運営するその他の演劇座館(新橋演舞場、大阪松竹座、京都南座など)にもSUKITが導入される予定だという。
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