日産が2014年初頭に発売するスーパーハイトワゴン軽、車名は「DAYZ ROOX」:「セレナ」のノウハウを生かす
日産自動車は、2014年初頭に発売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車の車名を「DAYZ ROOX(デイズ ルークス)」に決定した。現在、スズキからOEM供給を受けている「ROOX」の後継モデルとなる。
日産自動車は2013年3月25日、2014年初頭に発売するスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車(車両高さ1700mm以上)の車名を「DAYZ ROOX(デイズ ルークス)」に決定したと発表した。現在、スズキからOEM供給を受けている「ROOX」の後継モデルとなる。
同社と三菱自動車は、2011年6月に、軽自動車の商品企画や開発を行う合弁企業NMKVを設立している。今回発表したスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車は、3月8日に車名と車両外観を発表したハイトワゴンタイプの軽自動車「DAYZ」(日産自動車)と「ekワゴン」(三菱自動車)に次ぐ、NMKVが独自開発した車両の第2弾である(関連記事:『軽自動車「第4の選択肢」になるか、日産と三菱自が車名とデザインを発表』)。
日産自動車は、「日産のブランドアイデンティティをエクステリアデザインに反映させるとともに、ミニバントップを誇る『セレナ』で培ったノウハウをふんだんに取り入れていく」としている。
また、NMKVが手掛ける日産自動車の軽自動車は、「DAYZシリーズ」として販売していく予定である。今回発表したDAYZ ROOXも、日産自動車が販売する軽自動車としてネームバリューを持つROOXと、DAYZシリーズのDAYZを融合した車名となっている。
ハイトワゴン以上に厳しい競合との争い
DAYZ ROOXと競合するのは、販売が好調なホンダの「N BOX」、2012年2月末に発表されたばかりのスズキの「スペーシア」(関連記事:『スズキの「スペーシア」は「N BOX」より110kg軽い、「タント」とも比較』)、2013年内のフルモデルチェンジがうわさされているダイハツ工業の「タント」である。
これらの他にも、トヨタ自動車が“プチバン”という呼称で拡販を進めている「ポルテ」(関連記事:『トヨタ「ポルテ」が全面改良、燃費20km/l超の“プチバン”競争が過熱』)などとも競合する可能性がある。
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