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寝ている間も健康チェック! リストバンド型ライフレコーダーで生活リズムを見える化ICT活用/実証事業

柏市、三井不動産、イーソリューションズ、日本ヒューレット・パッカード、メディシンクらは、ICTを活用した“健康データの見える化”サービスの実証事業「柏の葉スマートヘルス」プロジェクトを、柏の葉スマートシティにおいて開始する。

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「柏の葉スマートヘルス」プロジェクト

 千葉県・柏市、三井不動産、イーソリューションズ、日本ヒューレット・パッカード、メディシンクらは、ICTを活用した“健康データの見える化”サービスの実証事業「柏の葉スマートヘルス」プロジェクトを、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域)において2013年2月2日から開始すると発表した。

 同プロジェクトは、総務省の「平成24年度 ICT街づくり推進事業」の一環として実施するものである。実施期間は3月10日までの約1カ月。サービス利用を通じた健康増進効果などを検証する。なお、参加モニター(住民から公募済み)には、サービスの利用に必要な機器やアプリケーションなどが無償で貸し出される。

サービス概要
サービス概要

 参加モニターは、日立製作所 中央研究所が開発(協力:日立システムズ)した24時間装着可能(睡眠時含む)な活動量計「リストバンド型ライフレコーダー」および、コンティニュア・ヘルス・アライアンス(Continua Health Alliance)規格に準拠した通信機能付き体組成計(オムロンヘルスケア製「HBF-206IT」、エー・アンド・デイ製「UC-411PBT-C」)を使用する。通信機能付き体組成計で得たヘルスデータは、Bluetooth HDP(Health Device Profile)通信で、いったんBluegiga Technologies製「AP3241 eHealth ゲートウェイサーバ」(販売:アライブ)に収集され、ネットワーク経由で「健康データ分析システム」へアップロードされる。参加モニターは、日々のヘルスデータをPCやスマートフォンなどから確認できる。

リストバンド型ライフレコーダー
リストバンド型ライフレコーダー。ヘルスデータは、専用クレードル経由で送られる

 リストバンド型ライフレコーダーで計測されたヘルスデータは、「睡眠」「安静」「デスクワーク」「軽作業」「作業」「歩行」「ジョギング」「非装着」の8種の“生活活動”として分類される。同様に、通信機能付き体組成計で計測したヘルスデータも健康データ分析システムに転送され、リストバンド型ライフレコーダーで計測したヘルスデータと併せ、「運動頻度」「消費カロリー」「運動強度(METs値)」「歩数」「睡眠」「生活リズム」「体重」「体脂肪率」「BMI値(肥満度)」「基礎代謝量」などに分類・管理される。

 これらデータは「健康データ見える化ソフトウェア」により、数値やグラフ、色で示した“像”として可視化され、PCやスマートフォンから確認できる。また、継続利用してもらう工夫として、ランキング表示や目標設定機能の提供に加え、保健師や管理栄養士をはじめとした専門家による健康指導・アドバイスの実施、専用SNSによる利用者同士の健康コミュニティーのサポートなども行うという。さらに、今後、コンティニュア・ヘルス・アライアンス規格に準拠した血圧計など、幅広いデジタルヘルスケア機器との連携強化も予定している。

健康データ見える化ソフトウェア
健康データ見える化ソフトウェア

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