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高精度アルコールセンサーは燃料電池を使う、タニタが従来比6割減の価格で発売飲酒運転を防ぎます

タニタは、バスやタクシー、トラックのドライバーが業務開始時にアルコールの影響下にないことを確認するのに用いるアルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」を開発した。高精度の燃料電池計測方式を採用しているにもかかわらず、従来品と比べて60%以上安価な3万9900円という本体価格を実現している。

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タニタのアルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」

 タニタは2013年1月29日、バスやタクシー、トラックのドライバーが業務開始時にアルコールの影響下にないことを確認するのに用いる、プロフェッショナル仕様のアルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」を開発し、2月1日から発売すると発表した。高精度の燃料電池計測方式を採用しているにもかかわらず、本体価格を従来の10万円以上から3万9900円(消費税込み)にまで低減したことが最大の特徴。主に、旅客業者や運送業者が、ドライバーを点呼する際のアルコール検知の用途に向ける。年間販売目標台数は3万台。

タニタのアルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」
タニタのアルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」(クリックで拡大) 出典:タニタ

 飲酒運転に起因する交通事故数の増加を背景に、2011年5月には自動車運送業者のドライバー点呼時におけるアルコール検知が義務付けられるようになっている。これらのアルコール検知に用いるアルコールセンサーの普及が進んでおり、求められる機能や性能も高度化している。タニタは、「FC-1000は、どこでも誰でも使用できる利便性の高さや計測結果の正確性、ランニングコストの低減を求めるニーズに対応して開発した」としている。

 FC-1000がアルコールの計測に用いている燃料電池方式は、アルコール以外の成分の干渉を受けにくく、高精度にアルコールを検知できる。最も高精度の計測が可能な赤外線方式と比べても、0.9997という高い相関性(1であれば完全に同じ計測精度を有する)を実現できるという。その一方で、燃料電池方式は導入・維持コストが高いことが課題となっていたが、FC-1000では「独自の技術と生産体制の確立でコストダウンに成功した」(タニタ)という。従来品と比べて60%以上安価な3万9900円という本体価格を実現するとともに、1年間または1万回の使用で必要となる定期点検の費用も2万1000円(消費税込み)に抑えた。

 本体に同梱のマウスピースを取り付けてから電源を入れ、息を吹き込むだけでアルコール検知を行える。電源投入から計測結果の表示まで、約15秒で完了する。アルコールの計測範囲は0.05〜2.00mg/l(リットル)で、0.01mg/l単位での計測が可能だ。外形寸法が縦33×横72×高さ145mm、重量が212gとコンパクトなので、場所を選ばず手軽にアルコール検知を行える。

 計測結果は内部メモリーに3人分を各100件ずつ記録できる。専用の管理ソフトウェア(2万1000円)を組み込んだPCと通信ケーブルで接続すれば、多人数の計測・管理ができる据え置き型アルコールセンサーとしても運用可能である。

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