人工無脳は電気ヒツジの夢を見るか?:プチコンで始めるBASIC新世代育成“虎の穴”(9)(3/3 ページ)
武骨なようで中身は繊細!? プチコンによるBASICプログラムにおいて、画面上の“見栄え”は非常に難しい問題だ。今回は、やり過ぎない程度のスパイスを加えたサンプルプログラムを紹介する。おや、ハカセの手に「ファミリー○ーシック」が……なぜ!?
どこかに制限が生まれるのはハードの必然
ハカセ、お疲れさまでした。さて、MSX2+のスプライトはMSXの「単色スプライト」から脱したものの、1ライン1色制限や重ね合わせ時のOR処理などは、ちょっとしたパズルのようなものでした。本格的に描こうとすると絵心とは別の高い技術力が求められたものです。
一方、ファミリーベーシックもプリセット以外のスプライトパターンを作るためには、メモリに直接アクセスするという“荒技”が必要でした。“スプライト道”もなかなか楽なものではなかったようですね。
どこかに制限が生まれるのは、ハードの必然かもしれませんね。そこで、今回はこんなBASICトークを用意しました!
今回のBASICトークのススメ
リピート・アフター・ミー
最近のグラフィックスは「緑」と「紫」でにじまないから味がないですよねえ……
「最近って、いつだよ!」と言われかねませんが、かのApple IIは非常に特殊なカラーモードを持っていて、白黒2色のようでいて緑色と紫色の「にじみ」が生まれる独特の味があったのです。これは、日本のマシンだと「PC-6001」などでも見られた特徴で、ある意味“困った制限”、ある意味“ありがたい特色”だったといえるでしょう。実は、今回活躍したプチコンのフリー素材にも、隅っこの方にひっそりと当時にオマージュをささげたリソースが存在していたりして……。
このトークによって「そこまで言うなら、手作業でにじみを出してみんかい!」と変な方向に社命が下らないことをお祈りいたします。それでは、また次回お会いしましょう! (次回に続く)
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