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火星探査機「キュリオシティ」に採用された34個のIC耐放射線性技術でミッションをサポート

アナログICベンダーのインターシルは、火星着陸に成功したロボット探査機「キュリオシティ(Curiosity)」に、同社の耐放射線性ICが搭載されていることを明かした。

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 アナログICベンダーのIntersil(インターシル)は2012年8月8日(米国時間)、火星着陸に成功した米航空宇宙局(NASA) ジェット推進研究所 マーズ・サイエンス・ラボラトリーのロボット探査機「キュリオシティ(Curiosity)」に、同社製ICが採用されたことを明かした。


 インターシルは、放射線耐性保証(RHA:Radiation Hardness Assurance)認定製品を提供する数少ないQML(Qualified Manufacturers List)サプライヤーの1社。宇宙/防衛産業への関わりは、前身企業時代を含めると約60年と非常に長い。

 現在では、宇宙要件/業界規格に適合した300品目の耐放射線性製品を手掛けており、衛星やシャトルの打ち上げといった数多くの宇宙開発プロジェクトに製品を供給しているという。

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 火星着陸に成功したキュリオシティのプロジェクトでは、耐放射線性とシングルイベント効果(SEE:Single Event Effects/宇宙放射線の影響により引き起こされる損傷)耐性を備えた製品として、電圧レギュレータ、MOSFETドライバ、デュアルアナログスイッチ、クアッド差動ラインレシーバなど、34個のICが採用されている。

 今回の発表に当たり、インターシルのアナログ/ミクストシグナル・プロダクツ・グループ担当シニア・バイス・プレジデントのスーザン・ハードマン氏は、次のようにコメントを寄せている。「歴史に残る火星へのミッションでインターシルの製品が使用されることを非常に誇りに、光栄に思います。これにより、グローバルな宇宙コミュティへのインターシルのコミットメントと、私たちの最先端の試験設備への継続的な投資の成果があらためて裏付けられました」(プレスリリースより抜粋)。

キュリオシティ
参考画像 ロボット探査機「キュリオシティ」。ロボットアームの動作テストの様子 ※出典:NASA
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参考動画 Intersil's Wafer by Wafer Low Dose Rate Acceptance Testing(ELDRS)

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