「トントンしてブルブルさせる」――村田製作所、子ども向け電子工作教室を開催:現役エンジニアが熱血指導
村田製作所は子ども向け「電子工作教室」を2012年7月16日に開催すると発表した。保護者同伴が可能な小学校高学年の児童を対象に、オリジナルの電子工作入門キット「ブルブル星人&トントンリモコン」の製作指導を行う。
村田製作所は2012年6月8日、子ども向け「電子工作教室」を同年7月16日に開催すると発表した。同社は、昨今の子どもの理科離れを背景に、「CSR活動を意識した理科教育の推進」を重点テーマに掲げ、小中学生を対象とした電子工作教室を開催している。今回の取り組みもその一環である。
小学校高学年の児童と同伴の保護者15組30人を対象に、同社エンジニアが開発したオリジナルの電子工作入門キット「ブルブル星人&トントンリモコン」の工作を行う。参加費用は無料で、工具なども不要(事務局側で用意している)。はんだ付けの必要な部品数は16点ほどあるが、同社エンジニアによるサポートも受けられるので子どもでも安心して参加できるという。
電子工作入門キットには、“タイヤのない”ロボット「ブルブル星人」(120×100×80mm、80g)と、“ボタンのない”リモコン「トントンリモコン」(70×100×50mm、50g)の2つが含まれる。
ショックセンサーを搭載したトントンリモコンの側面を指先でタッピングすると、赤外線センサーでブルブル星人に信号が送られる。ブルブル星人の本体裏側には2つのモーターが取り付けられており、リモコンから受信した信号により動作。その振動が針金製の足に伝わり、ぶるぶると本体を震わせながら滑るように走り出す。完成したブルブル星人とトントンリモコンは持ち帰りできる。
開催日時は、海の日に当たる7月16日、14時30分から17時まで。場所は、横浜ランドマークタワー 19階にある同社関係会社のムラタエレクトロニクス 本社となる。詳しい内容・応募方法は、案内ページで確認してほしい。
ロボット/ロボット開発 コーナー
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 次は「サッカー」「ダンス」だ!――「神戸こどもロボットクラブ」で二足歩行プログラミング体験
2012年3月24日、神戸市機械金属工業会が、神戸RT(ロボットテクノロジー)構想の拠点「神戸ロボット工房」に新設された「神戸こどもロボットクラブ」に、二足歩行ロボット「VariBo」を20体寄贈した。本稿では、神戸RT構想と、贈呈式後に行われたロボット工作教室の模様についてリポートする。 - ムラタセイサク君&セイコちゃん、被災地の小学校を訪問――モノづくりの楽しさから夢と希望を
村田製作所と登米村田製作所は、宮城県登米市にある小学校4校を対象に理科授業を実施する。村田製作所の自転車型ロボット「ムラタセイサク君」や一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」による実演が行われる他、動作の仕組みなどが学べるという。 - “渇望感”を与え、自主性を刺激する理数系人材教育
理数系人材育成を目的にロボットを用いた体験型講座を開設するマイクロソフトとベネッセ。今年度は30校・1000人以上の参加を目指すという。