ZMP、自動車・ロボット向け超高速小型オプティカルフローセンサーモジュール発売:相対速度の検出・死角車両の検知などに
ゼットエムピーは、自動車・ロボット向けのオプティカルフロー(相対速度検出)センサーモジュール「e-nuvo OpticalFlow-Z 評価キット」の販売を開始した。
ゼットエムピーは2012年2月28日、自動車・ロボット向けのオプティカルフロー(相対速度検出)センサーモジュール「e-nuvo OpticalFlow-Z 評価キット」の販売を開始した。価格は、一般向けで29万8000円(税別)、アカデミック向けで19万8000円(税別)となる。
同キットには、センサーモジュールと解像度480×272の液晶ディスプレイモジュールの他、速度データの取得や各種設定が可能な評価用ソフトウェア(Windows OS用)、USBケーブル、電源ケーブルが含まれる。
同キットは、自動車や次世代モビリティなどの移動体において、死角に入った車両や障害物を検知するといった用途に使用することが可能。運転支援技術や予防安全技術などの研究開発に貢献できるとする。
センサーモジュールには、最大120MHzで動作するARM Cortex-M3プロセッサ、CMOSカメラモジュール、FPGA、メモリなどを搭載し、インタフェースとしてCAN/USB/シリアル/LVDSなどを備える。サイズは50mm×50mmで、重さは約16gである。オプティカルフローを実現し、最大解像度1920×1080で、最大240fps(320×240)の高速計測が可能。相対速度検出、動体検出、自己モーション推定などの機能を実現できる。また、付属の液晶ディスプレイモジュールと接続することで、PCレスでセンサーモジュールで取得したデータを表示できる。入力画像とオプティカルフロー画像の切り替えが可能だという。
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