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ZMP、「RoboCar 1/10」のKinectセンサー搭載モデルを発表ロボ・カー研究開発の裾野を広げる

ゼットエムピーは、同社の次世代自動車研究用プラットフォーム「RoboCar 1/10 Lite」に、マイクロソフトのXbox 360用「Kinectセンサー」を搭載したモデル「RoboCar 1/10 Lite&Kinect」の受注を開始した。

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 ゼットエムピーは2011年8月1日、同社の次世代自動車研究用プラットフォーム「RoboCar 1/10 Lite」に、マイクロソフトのXbox 360用「Kinectセンサー」を搭載したモデル「RoboCar 1/10 Lite&Kinect」の受注を開始した。

 価格は、企業向けで69万8000円(税別)、アカデミック向けで59万8000円(税別)となり、Kinectセンサー、接続部品、サンプルプログラムなどが含まれる。なお、既存のRoboCar 1/10およびRoboCar 1/10 Liteユーザー向けの購入プランも用意されている(注1)。


「RoboCar 1/10 Lite&Kinect」の正面
画像1 「RoboCar 1/10 Lite&Kinect」の正面
※注1:「RoboCar 1/10」および「RoboCar 1/10 Lite」の既存ユーザーの追加費用は、企業向けで38万8000円、アカデミック向けで29万8000円となっている。


 もともとRoboCar 1/10には、ステレオカメラとルネサス エレクトロニクス製の車載用画像認識プロセッサ「IMAPCAR」によるリアルタイム画像認識システム「RoboVison」が搭載されているが、今回、次世代自動車および自立移動ロボット開発の裾野を広げるために広く普及しているKinectセンサーを採用したという。Kinectセンサーには、赤外線レーザー照射レンズ、カラーカメラ、深度カメラ、4つのマイク、上下可動のモータが内蔵されており、カラーと深度の情報の取得および転送、音声取得・ノイズ除去、センサーの角度調整(モータ駆動)などが可能だ。

 用途としては、車体と障害物との距離計測(障害物の手前で停止/障害物を回避して走行など)、前方車両・歩行者を追従する走行、ジェスチャや音声認識によるアプリケーション制御、音源位置を検出するアプリケーションなどが挙げられるという。

画像2(左) 上がカメラ映像、下がKinectを通した距離画像画像3(右) 画像2の撮影風景。手前のRoboCarにKinectを搭載 画像2(左) 上がカメラ映像、下がKinectを通した距離画像 / 画像3(右) 画像2の撮影風景。手前のRoboCarにKinectを搭載

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