ミツワ化学、EXPLANNER for SaaSを導入:標準化と早期立ち上げに向けて
プラスチック部品メーカー ミツワ化学が生産管理システムを一新。業務標準化と海外展開スピード向上を目指す。
ミツワ化学は生産管理システムを一新、NECネクサソリューションズが提供する「EXPLANNER for SaaS」を導入した。NECネクサソリューションズが2011年6月22日に発表した。
ミツワ化学は、プラスチックの一貫生産メーカー。車載オーディオやカーナビゲーションシステム、自動車部品用プラスチック品の金型製造から塗装・組み立てまでをカバーする。
ミツワ化学の国内工場では、2011年2月から既に受注から生産管理業務までの一連のプロセスを新しい生産管理システムで運用している。新システムの運用によって、生産管理の効率化と運用負荷軽減を目指すとしている。また、今後、国内外で一貫した生産管理を実現するため、海外拠点での適用も予定しているという。
EXPLANNER for SaaSは、NECおよびNECネクサソリューションズが2010年2月に再編成した中堅・中小向けSaaS事業の中核を担うSaaS型ERP。ミツワ化学ではこのうち、生産管理機能の部分を採用した。
ミツワ化学では操作トレーニング後に業務プロセスの見直しを実施する「クイックスタートパック」を利用、業務および運用ルールの標準化を目指して、カスタマイズなしの導入を行っている。ERPパッケージの標準機能の利用で業務の標準化を、SaaS型への切り替えで運用負荷軽減および海外拠点管理・立ち上げ能力強化をねらう。
保守・運用を含むクラウド環境はNECネクサソリューションズが提供する。Webブラウザ経由でアクセスできることから、短期間での海外拠点立ち上げが期待できる。
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