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【問題13】 トランジスタでLED点灯(1)完全マスター! 電子回路ドリル(15)

7セグメントLEDは、アノードを共通端子とする“アノード・コモン”とカソードを共通端子とする“カソード・コモン”に分けられる

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【問題12】の解答

 【問題12】の回路において、7セグメントLEDに“H”と表示させるには出力ポートからどのような信号を出力しますか? という問題でした。

 皆さん解けましたか?

 解けた方も解けなかった方も答え合わせをして、次項の解説までぜひ読んでみてください。毎週コツコツ問題を解いて、電気・電子回路の基礎知識を身に付けてください。

 それでは、解答を発表します!


【問題12】の解説

 7セグメントLEDは、数字を表示するために7個のLEDを組み合わせて1つのモジュールにした電子部品です。図1に示すように、数字を表示する7個のLEDはa〜g、小数点を表示するLEDはDpの記号で区別することになっています。

7セグメントLED
図1 7セグメントLED

 7セグメントLEDは、モジュール内のLEDの接続方法によって図2のように、アノードを共通端子とする“アノード・コモン”とカソードを共通端子とする“カソード・コモン”の2つのタイプに分けられます。

7セグメントLEDの内部結線
図2 7セグメントLEDの内部結線

 それでは、ここまでの解説を基に【問題12】を解いてみましょう。

 図3は、【問題12】の回路を詳細に描いたものです。

 【問題12】の回路で、7セグメントLEDの共通端子(コモン)はVcc(電源のプラス)に接続されています。LEDを光らせるためには順方向電圧を加える必要があることから、ここで使われる7セグメントLEDはアノード・コモンであることが分かります。

マイコンによる7セグメントLEDの表示
図3 マイコンによる7セグメントLEDの表示

 図3に示すように、【問題12】の回路は出力ポートから“0”を出力したときにLEDが光る、すなわち“流れ込み”電流によってLEDを光らせる回路です。

 7セグメントLEDは、7個のLEDを個別に点滅させることによって数字に見せているものです。【問題12】では、図4のように“H”を表示させています。よって、答えは表1のような組み合わせの信号となります。

7セグメントLEDによる“H”の表示
図4 7セグメントLEDによる“H”の表示
“H”を表示するためのポート出力
表1 “H”を表示するためのポート出力

次回までの宿題 ― 【問題13】

次回までの宿題【問題13】

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回路 | ハードウェア | マイコン | 設計


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