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インフィニオンがクアルコムとSDVで協業、「Snapdragon Ride」にサブシステム提供:組み込み開発ニュース

インフィニオン テクノロジーズは、SDV向けセントラル車載コンピュータの開発と導入の加速に向けたクアルコムとの協業について発表した。

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 インフィニオン テクノロジーズは2026年11月2日(現地時間)、SDV(ソフトウェアデファインドビークル)向けセントラル車載コンピュータの開発と導入の加速に向けたクアルコム(Qualcomm Technologies)との協業について発表した。

 両社は、クアルコムの車載高性能コンピューティングとAI(人工知能)のレファレンスプラットフォーム「Snapdragon Ride」向けに、インフィニオンのMCUをベースとした設計パターンとなる「サブシステム」を提供するための技術契約を締結した。この協業を通じて、Snapdragon Rideのエコシステムを拡大し、クアルコムのプラットフォーム機能および高性能SoC(System on Chip)と、インフィニオンが持つ安全管理、コネクティビティ、メモリ管理のハードウェアおよびソフトウェアに関する専門知識を組み合わせる。これにより、ADAS(先進運転支援システム)および自動運転機能と最先端のコックピットソリューションを統合した車載コンピュータの導入を効率的に進めることを目指す。

 今回の協業は、強力なSoCと、その周辺に配置される安全機能を担うMCU、パワーマネジメント、コネクティビティ、メモリデバイスなどの専用コンポーネント群を組み合わせるという、集中型車載コンピューティングの基本的なアプローチを反映している。安全な車両動作を実現するには、これら全てのコンポーネントがシームレスに連携する必要があり、インフィニオンはAIの力を活用するSDVの信頼性の基盤を構築するために不可欠な機能ブロックと統合に関する専門知識を提供する。

 インフィニオンのMCUをベースとしたサブシステムは補完的なもので、クアルコムのレファレンスプラットフォームであるSnapdragon Rideおよび「Snapdragon Ride Flex」と連携して動作するように設計されている。同サブシステムは、システムの健全性を監視し、安全機構を調整するとともに、安全性が求められる機能をリアルタイムで確実に制御することで、Snapdragon Rideの高度なコンピューティング能力およびAI能力と、信頼性の高い車両動作との連携を支える。サブシステムはインフィニオンの車載MCUである「AURIX」を中核として構成され、インフィニオンの車載電源IC「OPTIREG」が信頼性の高いパワーマネジメントを可能にする。

 インフィニオンは、自動車メーカーやティア1サプライヤーが迅速に開発/拡張できるように、同サブシステム向けに専用ソフトウェアパッケージを提供する。このパッケージには、インフィニオンのMCU向けファームウェアと、クアルコムのプラットフォーム要件に合わせた専用の安全および監視ソフトウェアが事前統合されている。これにより、インフィニオンのMCUは、クアルコムのSoCとその安全機構を含むプラットフォーム全体とシームレスに連携できるようになる。さらに、同パッケージは、イーサネットやCANなどの車載ネットワークへのプラットフォーム統合を簡素化し、他システムとの高速かつセキュアなデータ交換を実現するという。

 今回のサブシステムに加えて、インフィニオンはSnapdragon Rideのエコシステム向けにさらなる技術を提供する。車載イーサネットの「BRIGHTLANE」やUSB接続ソリューションに加え、Snapdragon Ride向けに特別に認定されたNORフラッシュの「SEMPER」が含まれるとしている。これらによって、プラットフォーム全体にわたるデータ転送、可用性、完全性をさらに支えるとしている。

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