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複数メーカーの6種マテハン連携、「倉庫自動化はサプライウェブ時代へ」物流のスマート化(1/2 ページ)

ラピュタロボティクスは、物流倉庫の業務フロー全体を最適化する「End-to-endソリューション」を発表した。自社製品と他社製設備を柔軟に組み合わせ、AIによる統合制御で複雑化する現場の課題解決を図る。

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 ラピュタロボティクスは2026年8月31日、東京都江東区の本社において、物流業務フロー全体の最適化を支援する新サービス「End-to-endソリューション」を報道陣向けに先行公開した。

ラピュタロボティクス本社内のショールームに設置したデモンストレーション環境
ラピュタロボティクス本社内のショールームに設置したデモンストレーション環境[クリックで拡大]

「サプライウェブ」化する物流現場、個別最適化には限界が

ラピュタロボティクスのモーハナラージャー・ガジャン氏
ラピュタロボティクスのモーハナラージャー・ガジャン氏

 ラピュタロボティクスはこれまで、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」をはじめ、組み立て式の自動倉庫「ラピュタASRS」、自動フォークリフト「ラピュタAFL」など自社開発製品を展開し、累計約2000台を物流現場へ導入してきた実績を持つ。

 今回、同社が個別設備の自動化にとどまらず、フロー全体の最適化へと踏み出した背景には、物流現場を取り巻く環境の急激な変化がある。同社 取締役CEOのモーハナラージャー・ガジャン氏は「現在の倉庫内はB2BやB2C、さらには返品対応を同時に扱っており、荷姿や単位、締め時間などの条件もそれぞれ異なる環境にある。倉庫内は今や、直線的なサプライチェーンではなく『サプライウェブ』へと変化している」と指摘する。

サプライチェーンから「サプライウェブ」へ
サプライチェーンから「サプライウェブ」へ[クリックで拡大] 出所:ラピュタロボティクス

 複雑化し、日々変動する物流現場においては、個々の設備や工程を最適化するだけでは十分な効果を発揮しにくい。ガジャン氏は「物流倉庫では従来、ピッキングや保管など工程ごとに異なる機器メーカーやベンダーが関わることが多かった。各工程のシステムが分断されている状態では、サプライウェブ化に伴う急な物量やタイミングの変化に対して、現場全体で柔軟に調整することが難しい」と語る。

 こうした課題を解決すべく、工程間の受け渡しを含めた物流フロー全体を見据え、一貫した自動化システムを構築することが不可欠だと説明した。

 そこで新たに提供するEnd-to-endソリューションでは、ラピュタロボティクスのクラウドロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を基盤とし、物流業務フロー全体を見据えた設備構成を設計する。連携する設備は自社製品に限定せず、他社製のマテリアルハンドリング設備も組み込めるマルチベンダー方式を採用する。これにより、顧客の投資規模や現場条件に応じた柔軟な自動化環境を構築する。

「当社ではこれまでも、顧客の要望に応じて個別の設備同士をつなぐような連携は請け負ってきた。しかし、『最初からフロー全体を設計してほしい』という声が高まる中で、改めてEnd-to-endソリューションとして打ち出すことにした。これは事業転換ではなく、これまで通り自社でロボットを作り続ける上での積み上げである」(ガジャン氏)

6種類のマテハン設備が連携するデモ環境を公開

 ラピュタロボティクスは本社内ショールームに、今回のEnd-to-endソリューションを体現するデモンストレーション環境を構築した。自社製品と他社製の設備を含めた計6種類の機器が連動する、一連の自動化フローを報道陣に公開した。

動画 6種類のマテハン設備が連携するデモ環境を公開[クリックで再生]

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