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インタビュー

現場の作業効率やミスを改善 XRグラス「MiRZA」が可能にするピッキングDXの未来製造マネジメント インタビュー(2/3 ページ)

NTTコノキューデバイスは「第6回 XR・メタバース総合展 【夏】」の特別企画エリア「∞mugen」ブース内で開催した講演「NTTコノキューデバイス×Quark トークセッション」で、同社が展開するXRグラス「MiRZA(ミルザ)」を活用した製造現場のDX事例や最新の取り組みについて説明した。

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ピッキング作業を効率化し、部品の取り違いも防ぐ

 試作開発工程は、上流の部品から下流の部品までさまざまな種類の部品が存在しており、パーツ群ごとに部品リストが分かれている。そのため、ピッキングの現場では部品リストとにらめっこしながら棚の間を歩き回る必要があった。

 風間氏は「実際の作業フローでは、紙の部品リストを一枚ずつ確認し、記載された棚へ移動する作業を繰り返しているため、ピッキングに手間を要していた。ここにピッキング支援ソリューションを導入することで、部品を探して取り出すまでの作業を効率化できる仕様にしている」と強調する。

 同ソリューションはすでにPoC(概念実証)を終えており、実際の現場での運用に向けた導入が始まっている。Quarkは、ピッキング作業の効率改善につながると見ている。また、紙の部品リストをめくる必要がなくなり、部品の取り違いが減る効果が見込まれている。「実際に私も現場に赴いて検証をしたが、部品を探す作業はかなり大変だった。この状態から本格運用により作業時間を短縮できると考えられるため、今後の成果創出も期待できる」(風間氏)。

なぜ、QuarkはMiRZAを選んだのか

 今回のピッキング支援ソリューションを開発するにあたり、なぜQuarkはMiRZAを選んだのか。それは、顧客から「コードが邪魔」「XRグラスを掛けていると首が痛くなる」といった声を多く受けていたからである。

 このことを踏まえて、軽量でユーザーに負担が少なく、ケーブルが不要でグラス単体でも動くデバイスを探していたところ、MiRZAが持つ製品特長がマッチしたという。「レンズが透明で輝度も非常に高く、明るい空間だったとしてもグラスに映る映像を問題なく視認できる点が魅力的であった」(風間氏)。

 MiRZAは2024年10月16日に販売を開始しており、世界で初めて(NTTコノキューデバイス調べ)Snapdragon AR2 Gen1を採用し、無線によるスマートフォンでの操作を可能にした。重量は約125gと法人向けのXRデバイスの中では比較的軽量であり、かけ心地を重視したデザインとなっている。FHDディスプレイを両眼に採用し、輝度は最大1000nitsだ。

 MiRZAの本体の中央部分にはFHD対応のカメラを、グラスの正面側左右には空間認識用のカメラをそれぞれ組み込んでいる。6DoF(自由度)の機能で、カメラが認識した空間の特定の位置に画面上で3Dコンテンツやさまざまな情報を配置できる。また、同製品は開発プラットフォームであるSnapdragon Spacesに対応しており、Unityを使用した3Dコンテンツを開発できる。


MiRZAの特長について[クリックして拡大] 出所:NTTコノキューデバイス

 木村氏は「MiRZAでは6DoF対応の空間認識により、現実空間の任意の位置にコンテンツを表示し続けることができる。この技術を活用すれば、例えばマニュアルを机の上に固定表示させ、工程を確認しながらの作業が容易となる」と述べる。


作業支援のイメージ[クリックして拡大] 出所:NTTコノキューデバイス

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