1年でAfter AIの組織に生まれ変わったソラコム、「トークン資本」の安全な器へ:人工知能ニュース(2/2 ページ)
ソラコムが、2025年7月から始めた「After AIの組織」に移行するための取り組みを説明。この新たな組織体制から生み出したマネージドAIエージェントサービス「SORACOM Agent」も紹介した。
10年以上IoTに携わってきたドメインナレッジからAIエージェントを構築
ソラコムはこのトークン資本の概念を基に、顧客への提供価値について、トークン資本をためるための“安全な器”と再定義した。玉川氏は「2025年にリアルワールドAIプラットフォームと表現した。それはまさに、顧客のフィジカルデータやデジタルデータを取得し、トークン資本をためていくための安全なプラットフォームであり、これを作っていきたい」と語る。
ソラコムのAI関連製品/サービスとしては、生成AIボットサービス「Wisora」、現場プロセスをIoT/AIで自動化する「SORACOM Flux」などがある。玉川氏は「SORACOM Fluxの設定もAIでやれるのではないか。AIエージェントがあればもっと簡単にできるのではないか。IoTはハードウェア、通信、AI、アプリケーション、セキュリティなどを考慮すべき項目は多岐にわたる。当社は10年以上IoTに携わってきてドメインナレッジを蓄積している。そこからAIエージェントが作れるのではないか、という考え方を基に開発したのが、今回新たに発表するSORACOM Agentだ」と説明する。
SORACOM Agentの特徴は4つ。1つ目は自律性で、AIに目標を伝えると複数のツールを使って自律的にタスクを完遂する。2つ目の長期記憶により、AIに知識がたまっていって賢くなり、トークン資本が蓄積する。3つ目はセキュアで、ユーザーごとの隔離環境内で動作するとともに、データや知見を手元に保持できる仕組みを用意している。4つ目の特徴は、AIエージェントに関する設定が不要で、SORACOMプラットフォーム上で全て提供されるフルマネージドのサービスであることだ。
SORACOM Agentは、SORACOMプラットフォームのWebコンソールに加え、スマートフォンの音声入力でも操作できる。SORACOMのサービスとはAPIやMCP(Model Context Protocol)サーバを経由して実行でき、ソラコムのレファレンスデバイスやAIカメラ「ソラカメ」の設定や操作も行える。今後は、ソラコムのパートナーIoTデバイス、サードパーティーのツールとも連携していく方針である。
さらに、SORACOM AgentとAIボットサービスであるWisoraを連携することにより、現場で発生している“コト”をリアルタイムに説明できるようになるという。
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