CAD連携AIで設計レビュー工数を最大40%削減、検図や見積作成も自動化:メカ設計ニュース
Archaicは、製造業の設計業務を自動化するAIソリューションの販売を開始した。SOLIDWORKSなどのCADと直接連携し、確認作業や検図、見積作成を自動化して、設計者の工数削減を支援する。
Archaicは2026年6月16日、製造業の設計業務を自動化するAI(人工知能)ソリューション「CAD AI Agent」の販売開始を発表した。SOLIDWORKS、CATIA、FreeCADに対応し、iCAD、NX、AutoCAD、Fusionにも順次対応する。
CAD AI Agentは、設計者や管理者が抱える反復的な確認作業、検図、見積作成をAIで自動化するソリューションだ。同社のPoC(概念実証)実績に基づく試算では、設計レビュー工数を最大40%削減できるという。
提供する機能は5つある。「干渉チェック」では、部品間の干渉や接触を検出し、位置座標とマーカー付きの結果を出力する。「検図」では、図面の記載漏れや不整合を検出する。「BOM(部品表)管理」では、部品図と部品表の整合性を確認し、部品発注書を生成する。「類似図面検索」は、過去図面から類似形状を検索し、設計の再利用を支援する。「加工性チェック」では、3Dモデルから加工が困難な箇所を抽出する。
さらに、SOLIDWORKSのモデル情報から材料費や切断費、機械加工費、表面処理費を算出し、設計完了後に見積書を出力する自動見積もり生成にも対応する。また、CATIAアセンブリの全部品ペアを一括解析し、干渉や接触をマーカー付きで可視化できる。
セキュリティ面では、オンプレミス構成に対応する。機密図面や設計情報を社外に送信せず、AI処理の全プロセスを社内サーバ上で完結できるため、製造業特有の情報漏えいリスクに備えられる。
導入に際しては、サンプル提供、AIチューニング、トライアル導入、本導入の順に段階的に展開する。同社は現在、特許出願を準備している。
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