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パナソニックが語るPXの神髄、Aras Innovator活用によるBOM統合とレガシー変革ACE 2026(2/2 ページ)

Arasは米国フロリダ州マイアミで同社のコミュニティーイベント「ARAS COMMUNITY EVENT 2026(ACE 2026)」を開催した。本稿では同イベントに登壇したパナソニック デジタル 開発設計ソリューション統括部 PLMソリューション第二部 部長の山本和之氏による基調講演内容の一部を紹介する。

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電材&くらしエネルギー事業部では次世代PLMシステムへの移行を推進

 システム全体のアーキテクチャには単一のアイテムマスターを中心に置くことで、E-BOMとM-BOMを統合し、共通のアイテムコードを通じて設計/開発/製造間を接続した。この基盤の中核に位置しているのがAras Innovatorである。「BOMの統合/再利用/一元管理が可能になることで、ガバナンス/品質/生産性が向上する。今後はさらにシステム導入を進めていき、他の取り組みとの統合や適用範囲の拡張によって価値を最大化していく」(山本氏)。

 パナソニック エレクトリックワークスの電材&くらしエネルギー事業部では、ビジネスプロセスを変革しながらレガシーシステムから次世代PLMシステムへの移行を進めており、2026年9月に本稼働を予定している。システム移行期間が限られている中、同社はビジネス側とシステム側のワーキンググループ間で強力な連携フレームワークを確立し、全てのアクティビティーをPXと整合させた。

 ビジネスワーキンググループから取り組みを始め、3カ月間で4つのPoC(概念実証)を実施し、経営陣の承認を得て新しいビジネスプロセスを確立した。その後、システムワーキンググループでビジネスPoCをサポートし、Aras Innovatorの標準機能に焦点を当てて必要な機能を特定した。これにより、約80%の機能の標準化を達成している。


3カ月間のPoC取り組みについて[クリックして拡大] 出所:パナソニック デジタル

 山本氏は「2つのワーキンググループは緊密な連携を通じて、ユーザー主導のプロセス設計と標準機能を組み合わせた。このプロジェクトにおける成功の鍵は、サポート終了の期限までに移行を確実に完了させることと、段階的なアプローチでリスクを管理することであった。ワーキンググループ間およびビジネスPoC間の分野横断的な連携や経営陣、現場チーム、IT間の連携も必要不可欠である。プロセスの変革を推進すること、これこそがPXの神髄である」と強調した。


ビジネスワーキンググループとシステムワーキンググループの組み合わせによる効果[クリックして拡大] 出所:パナソニック デジタル

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