AIエージェントを「既に活用」は11%、今後の期待は「設計/開発」用途に集中:MONOist読者調査(2/2 ページ)
MONOistは「製造業のAIエージェント活用実態調査」を実施した。調査期間は2026年2月12日〜3月2日で、有効回答数は328件だった。本稿ではその内容の一部を抜粋して紹介する。
AIエージェント推進の課題は「回答の精度や正当性」が最多
AIエージェントの活用を進める上での課題について聞いたところ「回答の精度向上や回答内容の正当性を担保する仕組み」が46.1%で最多となった。人手を介する生成AIとは異なり、AIエージェントは一部作業を自動で代替することが想定されており、回答精度がビジネスリスクに直結する可能性がある。そのため、この精度や正当性の向上が活用を進めていく上での課題として強く意識されている。
実際に自由記述のコメントを見ても「回答精度向上や回答内容の正当性が担保できないと、検証しながら使うことになり結局属人化が解消しない」や「従来のAIなら『うそを言った』で済むが、AIエージェントの場合は『うそに基づいた行動』を起こすので問題が大きい」などの声があり、課題として強く意識されている。
同様に2番目には「セキュリティとプライバシーの問題」が挙げられており、これらも正当性を確保するために必要だと考えられている。
一方で「追加学習させるデータの用意と品質の問題」(23.5%)や「データ基盤が整備できていない」(19.7%)、既存のシステムの制約があり連携できない」(10.7%)などデータの整備やそのシステム面も課題となっているといえる。
AIエージェントに任せられる範囲は「選択肢の提示と助言まで」
AIエージェントに「完全に任せてもよい(人が入らない)」と思う基準についても聞いたが「選択肢の提示と助言まで」とした回答が60.9%を占め、圧倒的多数となった。次いで「情報収集や整理まで」が19.2%、「判断や意思決定まで」が6.9%、「実行まで」が6.6%となっている。また「いずれも任せたくない」も6.3%あった。
現在、生成AIでもよく使われている「情報収集や整理」を越え、さらに業務内容に踏み込んだ「選択肢の提示と助言」までは期待する声が多いことが分かった。
このほか、今回の調査では次のような質問も行っている。
- AIエージェントの認知
- AIエージェントで期待する効果
- AIエージェントに「完全に任せたい」業務(自由記述)
- AIエージェント浸透の見通し
本稿で紹介している「製造業のAIエージェント活用実態調査」は、TechFactory ホワイトペーパー ダウンロードセンターで無料ダウンロードできます。ぜひダウンロードしてご活用ください。
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