検索
特集

業界を破壊し、新たなイノベーションをもたらす ArasのCEOが語るAI×PLMの未来像ACE 2026(2/3 ページ)

Arasは米国フロリダ州マイアミで同社のコミュニティーイベント「ARAS COMMUNITY EVENT 2026(ACE 2026)」を開催した。本稿では同イベントに登壇した同社CEOのレオン・ローリセン氏による基調講演内容の一部を紹介する。

Share
Tweet
LINE
Hatena

業界に変革を起こすためにArasが注力する分野とは何か

 Arasは業界に新たなイノベーションを起こすために、「Full PLM Capability(完全なPLM機能)」「Integration and Federation(統合と連携)」「Reimagine PLM User Experience(PLMユーザー体験の再構築)」「AI Governance at Scale(大規模環境におけるAIガバナンス)」「Agentic Intelligence(エージェント型AI)」「Performance at Scale(大規模環境におけるパフォーマンス)」「Learn.Evolve.Act.At Speed.(迅速な学習、進化、行動)」の観点で事業展開に注力していく。

デジタルスレッドな環境構築に必要なもの。図の青枠はArasが業界に変革をもたらすために注力する領域
デジタルスレッドな環境構築に必要なもの。図の青枠はArasが業界に変革をもたらすために注力する領域[クリックして拡大] 出所:Aras

 完全なPLM機能の観点では、Arasは継続的にPLMシステムの強化や最適化を実施している。同社は戦略的に取り組む分野を選定して、そこにリソースを集中させている。統合と連携の観点では、標準的なPLM機能の最適化を継続しつつ、CADシステムへの接続に対する新しいアプローチの検討や、将来を見据えたシステム統合を進めていく。

 PLMユーザー体験の再構築の取り組みとしては、人間対人間やAIエージェント対人間などの新しいインタフェースの構築や、現場のカジュアルユーザーやタスク特化型ユーザー向けの機能として高速なタスクベースのアプリケーションを作成できる「Edge Builder」の展開に注力する。

 AIガバナンスの観点では、重要な知的財産(IP)を保護するために、AIのプラットフォームを構築するために必要なさまざまなモジュールを使用できる「Edge AI」や、他のシステムとPLMが連携する上で必要なAPIを開発可能な「Edge API」といった機能を活用し、AIに不適切なデータを公開させない基盤を構築している。これにより、Arasの既存のセキュリティモデルを尊重したAI運用が可能となる。また、同社はAIガバナンスの要件に合わせてAIエージェントを変更/適応可能な「Agentic Studio」の開発にも取り組んでいる。

 大規模環境におけるパフォーマンスの観点では、AIに必要な計算能力や膨大なデータ量、アクセス数に対応するため、クラウドベースのSaaSソリューションを推進し、DevOps体制を構築/運用している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る