ホンダが「CR-V」を3年ぶりに国内投入する理由「ブランドを奮い立たせる」:車両デザイン(2/3 ページ)
ホンダが新型「CR-V」を発表。2022年12月に国内販売を終了した5代目CR-Vから約3年ぶりの国内投入となる。国内展開するSUVの中で「先進/洗練」を特徴とする最上位の位置付けとなり、ラインアップも第4世代「e:HEV」を搭載するRSグレードのHEVモデルに絞った。
「究極のオールラウンダーを目指した」
新型CR-Vの開発コンセプトは「ギャップの両立」である。スポーティーな外観なのに予想を超える室内の広さ、上質な空間かつタフに使える収納、トルク感あふれる走りなのに質感高い静粛性など、さまざまな観点でギャップの両立を果たし、高い競争力を持った商品に仕上げた。ホンダ 四輪開発本部 完成車開発統括部 CR-V開発責任者の佐藤英資氏は「CR-Vは、SUVだからという言い訳や諦めを一切排除し、パッセンジャーカーと同等の快適性、MPVと同等のユーティリティー、そしてスポーツカー好きも利用するような究極のオールラウンダーを目指した」と強調する。
ブランドコンセプトは「感動CR-V」で、デザインについても「ギャップの両立」と同様に相反する価値を両立し、世代/国境を超えた感動を生み出すことを狙った。
新型CR-Vの全長は先代の5代目CR-V比で95mm増の4700mm、ホイールベースは同40mm増の2700mm、全幅も同10mm増の1865mm、全高は同じ1680mmとなっている。外形寸法が一回り大きくなったCR-Vは、車室内もさらに余裕を持った設計となっており、例えば後席足元のスペースを先代比で前後長を16mm拡大。アッパーミドルSUVとしてクラストップレベルの広さを確保した。ステアリング角度も先代の28度から25度にすることでセダンライクな操作感に変え、転舵時の肩浮き量を15mm軽減している。
荷室容量は590L(リットル)で、先代から93L増えた。同クラスの競合SUVとの比較でも大きく上回っている。さらに後席を19mmまで前方にスライドできるため、臨機応変に荷室を広げられる。
今回の新型CR-Vは、基本的にタイのHonda Automobileで生産するモデルがベースとなっている。パッケージングやパワートレインなどに大きな変更は加えていないものの、幾つか新要素が加えられている。
まずエクステリアデザインでは、今回の新型CR-Vでグローバル初となるボディーカラー「ブレイジングレッド・パール」を採用した。インテリアデザインについては、日本専用のコーディネートとしている。例えばシフトレバーは、タイ向けのベースモデルがシフトノブであるのに対して、国内向けではより高級感のあるボタン式に変更している。
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