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高負荷容量とロングストロークを両立、IKOが新型クロスローラウェイ:FAニュース
日本トムソン(IKO)は、新しい保持器ずれ防止機構を備えたラック&ピニオン内蔵形クロスローラウェイ「CRWG…V」シリーズを発売した。従来品比でストローク長さが2倍以上、許容荷重が1.2倍以上に向上している。
日本トムソン(IKO)は2026年2月2日、保持器ずれ防止機構を備えたラック&ピニオン内蔵形クロスローラウェイ「CRWG…V」シリーズの販売を開始した。新しい保持器ずれ防止機構を採用することで、走行精度の高さはそのままに、従来品を大幅に上回るストローク長さと負荷容量を達成した。
CRWG…Vシリーズは、ラックギアおよびピニオンギアの構造を刷新した高性能な直動案内機器だ。同一条件の従来品と比較して、ストローク長さが2倍以上、許容荷重は1.2倍以上に向上している。これにより、高タクト運転などによる保持器ずれの防止と高い負荷能力を両立できる。
また、転動体である円筒ころの組み込み本数を最小から最大までの範囲で指定できるため、設計の自由度が高い。同じ寸法の製品であっても、使用条件に合わせて最適なストローク長さや許容荷重を選択できる。
構成部品であるラックギア、ピニオンギア、保持器にはエンジニアリングプラスチックを採用。軌道台には炭素鋼を使用している。精度の等級は標準(無記号)から、より高精度な超精密級(SP)までラインアップしている。
同シリーズは従来品からの置き換えが見込まれるほか、省エネルギー化や省スペース化が求められる各種生産設備や、半導体製造装置、医療機器など幅広い用途への適用が期待される。
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