検索
連載

話題の大規模リコール、AI設計、現場あるある――2025年の人気記事はこれだ!メカ設計 年間ランキング2025(2/3 ページ)

2025年に公開したMONOist メカ設計フォーラムの全記事を対象とした「人気記事ランキング TOP10」(集計期間:2025年1月1日〜12月18日)をご紹介します。

Share
Tweet
LINE
Hatena

第3位は、設備設計の現場に根付く“あるある”トラブル&解決策

 第3位は、ソフトウェア設計者が現場で思わず困惑してしまう、機械設計者からの追加要望に焦点を当てた「ソフト設計者が現場で困惑する機械屋からの追加要望【異常編/前編】」がランクインしました。

 こちらの記事は、連載「設備設計現場のあるあるトラブルとその解決策」の第12回に当たります。現役で機械/電気/制御設計に従事する筆者のりびぃ氏の経験を基に、設備設計の現場に根付く“あるある”なトラブルと、その解決に向けた考え方を解説する人気連載です。機械設計者の皆さん、自分が同じような発言をしていないか……、ぜひチェックしてみてください!

異常の通知方法は、主にタワーランプ、ブザー、タッチパネルの3つの組み合わせで構成されることが多い
異常の通知方法は、主にタワーランプ、ブザー、タッチパネルの3つの組み合わせで構成されることが多い[クリックで拡大]

 なお、第9位にも同連載の第11回「誰も教えてくれない設計NGあるある【モーター編】」がランクインしています。FA領域における主要部品の1つであるモーターを題材に、設計時に陥りがちなNGあるあるを取り上げた内容となっています。

モーターを密閉し過ぎると内部の熱の逃げ場がなくなってしまう
モーターを密閉し過ぎると内部の熱の逃げ場がなくなってしまう[クリックで拡大]

“勘と経験”を超える設計の自動化を目指す「設計AI」が第4位

 続いて、MONOist メカ設計フォーラム年間ランキングで第4位に輝いたのは、「パナソニックの『設計AI』が“勘と経験”を超える設計の自動化を実現」でした。

電気シェーバー「ラムダッシュ」のリニアモーターの小型/高出力化に向けた設計AIの適用事例
電気シェーバー「ラムダッシュ」のリニアモーターの小型/高出力化に向けた設計AIの適用事例[クリックで拡大] 出所:パナソニック ホールディングス

 この記事では、シミュレーション技術とAIを組み合わせることで、デバイス設計の自動化を実現する「設計AI」の開発に取り組む、パナソニック ホールディングスの事例を紹介しています。従来は、設計者(人)がモデルを作成し、シミュレーションで評価しながら、勘や経験を基に形状を決定するというサイクルが一般的でした。同社の設計AIは、このプロセスをAIによって自動化し、高速に回すことを目指しているといいます。

 シミュレーションとAIを同時並行で動かし、学習しながら最適化を進めていく“事前学習レス”の方式を採用している点や、計算の高速化と重要な設計ポイントの可視化にヒートマップを活用している点なども、大きな特長です。この技術は、パナソニックの電気シェーバー「ラムダッシュ」に搭載されているリニアモーターの小型/高出力化の実現にも生かされているそうです。

 今から10年以上前に始まったという同社の設計AIの取り組みについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ記事をご覧ください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る