先日「これは他の分野でも同じことが起こるのでは?」と少し懸念してしまうことがありました。パナソニックグループが2025年12月2日に開催した「Panasonic Group IR Day 2025」でのことです。パナソニックグループはソリューション領域の強化を戦略として掲げており、具体的な強化領域の1つとして、パナソニック コネクトが買収したBlue Yonder(ブルーヨンダー)のSCM(サプライチェーンマネジメント)ソフトウェアを挙げています。
ブルーヨンダーは、もともとの社名はJDAソフトウェアで、SCMソフトウェアでは老舗といえる企業の1つです。ただ、買収後にクラウドネイティブの次世代プラットフォームへの切り替えを進め、そのための投資として3年間で2億米ドルという費用を用意していました。ところが、それが1年伸び、結果として3億米ドルまで膨らんだといいます。
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パナソニックグループは「Panasonic Group IR Day 2025」を開催し、同グループが注力する「ソリューション領域」で成果を残している3つの事業の戦略について説明した。後編では、建物ライフタイムバリュー向上ソリューションを展開するパナソニック エレクトリックワークス社と、SCMソフトウェアを展開するパナソニック コネクトの戦略について説明する。