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ノーベル賞とかけて大阪・関西万博と解く、その心は?日刊MONOist火曜版 編集後記

あまり目先の利益だけで語っても意味はないのかもしれません。

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 この記事は、2025年10月14日日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

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 先週はノーベルウィークで、ノーベル賞の各賞が発表されました。その中で、生理学・医学賞を大阪大学 特任教授の坂口志文氏が受賞し、化学賞に京都大学 特別教授の北川進氏が受賞することが決まりました。坂口氏の研究は、免疫反応を抑える「制御性T細胞」の発見で、アレルギーや自己免疫性疾患の新たな治療法への道を開いたとされています。一方、北川氏の研究は、金属有機構造体(MOF)の開発によるもので、金属イオンを利用した有機化合物による多孔性構造を形成する材料で、狙ったガスなどを吸着、分離、貯蔵するコンセプトの確立をしたことだとされています。特に、日本人のノーベル賞の受賞は自然科学分野の3部門(化学、物理学、生理学/医学)で受賞が続いており、日本の科学技術力や研究開発力が証明される形となっています。

 しかし、ここ最近のノーベル賞受賞者が軒並み指摘しているのが、大学を含む日本の研究機関における研究開発費の少なさです。

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