検索
ニュース

開発期間を短縮する効率的なプロセスで新型「スカイライン」を投入電動化(3/3 ページ)

日産自動車は2024年度の決算を発表した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

コアとなるセグメントやモデルに集中

 製品展開は、主要市場のコアとなるセグメントやモデルに集中し、それ以外の地域やセグメントはルノーグループの開発モデルや、三菱自動車や東風日産との共同開発モデルを投入する。商品ラインアップは、台数や収益を重視したモデル、新規市場で将来の成長につなげるモデル、ポートフォリオを補完するパートナーシップによるモデル、日産らしさを体現するアイコニックなモデルの4種類で構成する。


商品ラインアップの内訳[クリックで拡大] 出所:日産自動車

地域ごとの方針[クリックで拡大] 出所:日産自動車

 北米はコアモデルの集中により売り上げと販売台数を伸ばす。市場が拡大するHEV(ハイブリッド車)への対応や、日産ブランドとのシナジーによるインフィニティブランドの再生も目指す。メキシコやラテンアメリカは輸出ハブとして収益と成長を追い、中国も新エネ車で台数規模を維持しながら輸出にも力を入れる。

 欧州はコアモデルに加えて、ルノーや中国のパートナーを活用する。インド/ASEAN/オセアニアはパートナーを活用して投資を抑えながらプレゼンスを維持する。日本は、輸出分も含めて10万台以上のモデルに集中する他、ラインアップの平均価格向上を目指す。

 ルノーとは欧州やインド、ラテンアメリカを対象にLCVで、三菱自動車とは日本や米国、ASEAN、オセアニアでピックアップトラックやEV(電気自動車)、バッテリーの共用で協力する。ホンダとは、知能化や電動化に関する協業を引き続き検討する。


セグメントと地域ごとの重点領域[クリックで拡大] 出所:日産自動車

パートナーシップによる地域ごとの戦略[クリックで拡大] 出所:日産自動車

→その他の「電動化」関連記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る