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データサイエンティストの業務満足度は37%、生成AIの業務利用は前年の倍に:キャリアニュース(2/3 ページ)
データサイエンティスト協会が「データサイエンティストの実態」に関する調査結果を発表。データサイエンティストの業務満足度は前年比10ポイント減の37%だった。また、生成AIの業務利用が前年から倍増していた。
データサイエンティストが抱えるスキルアップの課題
続いて、データ分析や解析に関わるスキルアップを考える際に困っていることを尋ねた。1位は「手本になる人が周囲にいない」(54%)、2位が「教えてくれる人がいない」(40%)、3位は「育成プログラムがない」「スキルアップのための時間がない」(同率37%)だった。
生成AI(人工知能)のツールやアプリケーションなどを業務で使っているかを尋ねたところ、同協会一般会員の60%が「業務で利用」と回答した。前年の31%の約2倍となっている。一方、日本の一般ビジネスパーソンに同じ質問をしたところ、「業務で利用」は5%だった。
次に、現在のスキルレベルについて調査した。「現在、ご自身のデータ分析、解析業務におけるスキルは、データサイエンティスト協会の定義ではどのレベルに当てはまると思いますか」と尋ねたところ、ビジネス力では「独り立ち」以上のスキルレベルを持つ割合が68%を占めた。その他の「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」も前年に続いて増加傾向となっている。
スキルカテゴリとして特に得意としていることは、「データ加工」が最も多く、69%を占めている。また、「生成AI」は増加傾向にあり、前年より10ポイント以上増えて20%だった。
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