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ヤマ発とLolaがフォーミュラE技術提携契約の延長に合意:電動化
ヤマハ発動機とLola Carsは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権参戦に際して高性能電動パワートレインの開発、供給に関するテクニカルパートナーシップ契約を2027年以降も延長する。
ヤマハ発動機とLola Cars(Lola)は2025年4月10日、ABB FIA フォーミュラE世界選手権(フォーミュラE)への参戦に向けた高性能電動パワートレインの開発や供給に関する技術提携契約を2027年以降も延長すると発表した。
フォーミュラEでは、2026〜2027年開催のシーズン13より第4世代マシン「GEN4」が採用され、テクニカルレギュレーションが変更される。最大出力は600kW、最大の回生量は700kWに引き上げられ、エネルギー効率をさらに改善する技術が求められる。ヤマハ発動機は「GEN4」導入後も参戦を継続し、フォーミュラEでの経験を生かした革新的な電動技術開発を通じ、全社的な電動技術の向上を目指す。
ヤマハ発動機とフォーミュラEのレーシングチームに車両を供給するLolaは、2024年3月に第3世代マシン「GEN3EVO」に関する技術提携契約を締結した。今シーズン(シーズン11)より両社の協業で開発、供給した電動パワートレイン(動力ユニット)を組み込んだマシンで、ドイツのレーシングチーム「ABT(アプト)」とともに「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」としてレースに参戦している。
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