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統計モデルを自動生成 サイバネットシステムのビッグデータ可視化ツールに新機能:製造ITニュース
サイバネットシステムは、ビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Analysis」の最新バージョン1.3を発売した。統計モデルを自動生成する機能を追加し、データの理解から前処理、モデル作成までの作業を一気に実行できるようになった。
サイバネットシステムは2025年1月22日、ビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Analysis」の最新バージョン1.3を発売した。
BIGDAT@Analysisは、実験データや工場機器のログなどを対象としたビッグデータの可視化、分析を支援する。最新バージョンでは、よく利用される統計モデルを自動生成する機能を追加。データの理解から前処理、モデル作成までの作業を一気に実行できるようになった。さらに、複数のマップの一括作成、適正アルゴリズムの表示、目的変数レポートの作成、前処理機能も追加した。
同ツールがデータ形式を自動的に判定し、利用可能な統計モデルとデータ属性の類似性を表すスコアを表示する。また、可視化機能と統計モデルを組み合わせて対象データをフィルタリングすれば、外れ値を考慮した分析も可能だ。同機能の追加により、データ分析初心者でも対象のデータ形式に適した統計モデルを作成できるようになる。
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