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図面品質を向上させる新機能を追加した「SOLIDWORKS」向け設計業務支援ツール:CADニュース
キヤノンITソリューションズは、3D CAD「SOLIDWORKS」向け設計業務支援ツール「SOLiShie Ver.12」の提供を開始した。図面内のアノテーションの重なりを自動調整で解消する機能などを新たに追加している。
キヤノンITソリューションズは2024年9月26日、3D CAD「SOLIDWORKS」向け設計業務支援ツール「SOLiShie Ver.12」の提供を開始した。図面内のアノテーションの重なりを自動調整で解消する機能などを新たに追加している。
SOLiShieは、SOLIDWORKSを使用したさまざまな現場に向け、3D設計効率化を支援するアドインツール群として提供している。
今回、図面品質の向上に寄与する新機能を追加。SOLIDWORKSの図面ファイルで指定したリビジョンをTIFF出力する機能(PDM)は、過去リビジョンと比較するための準備を容易にする。指定した図面でアノテーションの重なりを自動で解消する機能(図面)は、重なりの見落としや位置修正の手間などをなくす。
また、指定プリンタへの指定された図面の一括出力や、図面、モデル、アセンブリ、中間ファイルの一括データ変換機能、アセンブリが参照している構成部品ファイルのファイル名の一括変更機能などを更新している。
対象バージョンはSOLIDWORKS 2022、2023、2024(SP1)、SOLIDWORKS PDM Professional 2022、2023、2024(SP1)。SOLIDWORKSテクニカルサービスを契約しているユーザーに対して提供する。推奨動作環境は以下の通りだ。
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