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通りがかりのクルマがインフラのメンテナンスに貢献できないかモビリティメルマガ 編集後記

人口が少ないエリアこそ……。

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 この記事は、2024年7月31日発行の「モビリティ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


通りがかりのクルマがインフラのメンテナンスに貢献できないか

 特に使い道のない特技ですが、テレビの映像や雑誌の写真にうつり込んだ背景を見ると、それがどこかなのかが分かります。建物の一部、室内のインテリアや装飾などがちらっと見えただけで、「これは○○で撮っているのではないか」とピンと来るのです。自分で行ったことのある場所に限るので、特技ともいうのもおこがましいレベルですが……。

 生まれ育った北海道に関していえば、もう少し違います。行ったことがない場所でも「これは北海道だろうな」となんとなく分かります。

 北海道であることが分かる有名な目印としては、積雪時にも道路の端を分かるようにした下向き矢印の標識がありますね。ひたすら真っすぐな道路も、北海道の特徴かもしれません。個人的に、夏に帰省するたびに北海道らしさを感じるのが、歩道や車道のアスファルトのひび割れです。まだ実践したことはありませんが、もしかしたら路面だけを見て北海道かどうかが判定できるかもしれません。

 北海道では冬期の路面に凍結防止剤を使います。ツルツルに凍結した路面はクルマにも歩行者にも危険ですので、専用の車両が走りながら交差点などに凍結防止剤を散布します。この凍結防止剤が、アスファルトのひび割れの原因となるのです。そのひび割れは自転車やバイクには危険です。もちろん、クルマのタイヤを傷つけ、パンクさせてしまう場合もあります。

 先日の北海道新聞に、こうしたひび割れによってクルマを損傷した人が、修理費を賠償するよう札幌市を訴えたという記事が載っていました。

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