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ルネサスがArmマイコンを拡充、Cortex-M23コア搭載の「RA2A2」を追加組み込み開発ニュース

ルネサス エレクトロニクスは、32ビットマイコン「RA」ファミリーを拡充し、Arm Cortex-M23コアと周辺機能を搭載した「RA2A2」を発売した。

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 ルネサス エレクトロニクスは2024年3月21日、32ビットマイコン「RA」ファミリーを拡充し、Arm Cortex-M23コアと周辺機能を搭載した「RA2A2」を発売したと発表した。高精度24ビットΔΣA-Dコンバーターを備え、幅広いアプリケーションに高精度アナログセンシングを提供する。

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「RA2A2」マイコン[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス

 RA2A2は、機器出荷後の無線によるOTA(Over the Air)アップデートを可能にするデュアルバンク機能とバンクスワップ機能を備えたコードフラッシュメモリを搭載し、システムの最新化と信頼性の向上に貢献する。また、LCDディスプレイ搭載機器向けの開発に役立つ、LCDコントローラーも搭載している。

 複数の電力モードを備え、アクティブモードで100μA/MHz、ソフトウェアスタンバイモードで0.40μAという低消費電流で動作する。独立電源を用いたリアルタイムクロック(RTC)が、VCC電源シャットダウン時でも超低消費電力でクロックカウントの継続を可能にし、動作寿命が厳しいアプリケーションにも対応する。AES暗号ハードウェアアクセラレーター、±1.0%の精度を誇る高速オンチップオシレーター、温度センサーを搭載し、1.6〜5.5Vの電圧範囲で動作する。

 非侵入型負荷モニタリング(NILM)技術を搭載したことで、次世代スマートメーター向けの機能を強化した。NILM技術は、総消費電力から個別の電気機器の詳細な電力消費情報を推定するAI(人工知能)分析技術だ。8KHz/4KHzハイブリッドサンプリング機能により、総負荷の電流と電圧、高調波を容易に測定し、NILM技術の活用に貢献する。

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