工場向けサイバーセキュリティのトータル支援サービスを3社で提供:産業制御システムのセキュリティ
大日本印刷は、工場向けセキュリティ対策に関する事業の拡大に向けて、ユニアデックス、TXOne Networks Japanと協業し、工場向けセキュリティのトータル支援サービスを提供する。
大日本印刷は2024年2月28日、工場向けセキュリティ対策に関する事業の拡大に向けて、ユニアデックス、TXOne Networks Japanとの協業を発表した。同日より、工場向けセキュリティのトータル支援サービスの提供を開始した。
今回の協業で提供するのは、「コンサルティング」「工場セキュリティ製品・サービス」「運用プログラム」の3つのサービスだ。
コンサルティングでは、セキュリティ課題の洗い出しといったリスクアセスメントや工場セキュリティガイドラインの策定、ネットワークの脆弱(ぜいじゃく)性診断などを実施する。工場セキュリティ製品・サービスでは、資産の可視化や端末保護のエンドポイントセキュリティ対策、端末間通信の制御装置、データバックアップ装置などを提供。運用プログラムでは、運用監視サービスや制御システムインシデント演習教育、社員向けサイバーセキュリティ教育などを用意する。
大日本印刷は、工場に必要なセキュリティに関する知見と実績を生かし、市場開拓や製品販売、コンサルティングを担当する。システムとネットワークに精通するユニアデックスは、システムの設計や導入支援、保守などのSI(システムインテグレーション)を提供する。OT(Operational Technology)セキュリティ製品メーカーのTXOne Networks Japanは、各産業のセキュリティ規格に適合した製品供給や技術サポートを担う。
自動車や食品、飲料、医薬品、半導体、精密機器など、製造機器を制御、運用するOTネットワークのセキュリティ対策を必要とする幅広い分野での展開を見込む。なお大日本印刷では、自社工場への導入も検討するとしている。
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