3Dプリントシューズや新コンセプトPCなど多数披露、日本HPが事業戦略説明会で:メカ設計ニュース(1/2 ページ)
日本HPは事業戦略説明会を開催し、2024年の事業の方向性や取り組みについて紹介した。併せて「HP Imagine 2023」で登場した新製品やAIテクノロジー内蔵PCの展示なども行われた。
日本HPは2024年1月18日、東京都内で開催した事業戦略説明会の中で、米HP本社で行われた製品イベント「HP Imagine 2023」で披露された新製品や新サービスの一部などを紹介した。
HP Imagine 2023は、2023年10月に米国カリフォルニア州パロアルトにあるHP本社で開催された初のプライベートイベントで、20種類以上の新製品やサービスに関する情報を発信した。そのうち、事業戦略説明会の会場では、米国のスポーツシューズブランド「Brooks(ブルックス)」と提携し、共同開発した高機能ランニングシューズ「Brooks Exhilarate-BL」の他、キャリーハンドルと内蔵バッテリーを搭載したオールインワンPC「HP ENVY Move All-in-One 24」などを展示していた。
Brooks Exhilarate-BL
HPとブルックスが共同開発した高機能ランニングシューズ、Brooks Exhilarate-BLには、ブルックス内部のイノベーション組織である「Brooks BlueLine Lab」が開発した素材を用いて、HPの3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 5200 シリーズ」で造形したミッドソールが採用されている。3Dプリントミッドソールテクノロジー「3DNA」を採用した特徴的なソール構造により、推進力のある弾むような走りを実現する。また、ランナーのデータに基づき、最適なクッション性を提供できるよう各サイズに特化した設計とチューニングが施されているという。なお、Brooks Exhilarate-BLはブルックスのテストプログラムを通じて数量限定で販売されるとのことだ。
HP ENVY Move All-in-One 24
HP ENVY Move All-in-One 24は、持ち運び用のキャリーハンドルと内蔵バッテリーを搭載し、家庭内や外出先など使う場所を限定せずに自由に移動したり、持ち運びしたりできるデスクトップPCだ。バッテリー駆動時間は最大4時間。ディスプレイサイズは23.8型で、Bluetoothキーボードが付属しており、本体背面のポケットに収納して一緒に持ち運ぶことができる。本体をテーブルなどに置くと自動的にスタンドが展開される仕様になっている。OSは「Windows 11」で、CPUは「インテル Core i5-1335U プロセッサー」を採用する。メモリは16GBで、1TBのSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載している。また、製品本体などに再生アルミニウムや再生プラスチックなど、サステナブルな材料を積極的に採用している。
これらとは別に、事業戦略説明会の中で、AI(人工知能)テクノロジー内蔵の新製品としてプレミアムノートPC「HP Spectre x360 16」「HP Spectre x360 14」と、ゲーミングノートPC「OMEN TRANSCEND 14」の販売開始(2024年1月18日から)がアナウンスされた。いずれもCPUに、AI演算能力に特化したNPU(Neural Processing Unit)を搭載する「インテル Core Ultra プロセッサー」を採用している。
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