サイバー攻撃発生時の対応をメタバース上で学習する演習プログラムを開発：製造ITニュース

大日本印刷は、サイバー攻撃などを受けた場合の緊急対応と組織間連携を、メタバース上で効率良く学習できる「組織連携コース_メタバース演習」を開発した。

[MONOist]

　大日本印刷は2023年9月28日、サイバー攻撃などを受けた場合の緊急対応と組織間連携をメタバース上で効率良く学習できる「組織連携コース_メタバース演習」を開発したと発表した。

「組織連携コース_メタバース演習」のイメージ［クリックで拡大］ 出所：大日本印刷

　同演習は、経営層やマネジメント層を対象とする。セキュリティ上の脅威事象（インシデント）発生の際に、対応指示などの責任を持つ4人がそれぞれ違う役割を担い、メタバース上で実施する。サイバー攻撃などが発生した場合の行動や組織連携について学べる。

「組織連携コース_メタバース演習」の受講イメージ［クリックで拡大］ 出所：大日本印刷

　具体的には、参加者4人が、情報セキュリティの責任者であるCISO（Chief Information Security Officer）、CSIRT長、事業部長、広報部長の各役割を担当し、シナリオに基づいてインシデントへの対応指示や各所との情報連携など、適切な対応を選びながら進めていく。メタバースを活用することで、遠隔地同士でも臨場感を感じながら体験学習できるのが特徴だ。

　研修シナリオは、CSIRT構築やサイバー演習、デジタルフォレンジックの第一人者である名和利男氏が監修している。

　価格は1回55万円（4人1組での受講、税込）。同年11月8日より、サイバーセキュリティ人材育成サービス「サイバーナレッジアカデミー」の新コースとして提供を開始する。

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