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「消費」と「貯蓄」はどんな関係にある? 家計と政府のデータを調べてみようイチから分かる! 楽しく学ぶ経済の話(5)(3/5 ページ)

勉強した方がトクなのは分かるけど、なんだか難しそうでつい敬遠してしまう「経済」の話。モノづくりに関わる人が知っておきたい経済の仕組みについて、小川さん、古川さんと一緒にやさしく、詳しく学んでいきましょう!

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貯蓄の国際比較

それでは、それぞれの部門の貯蓄水準について国際比較もしてみましょう。



図7:家計の1人当たり貯蓄(総)[クリックして拡大] 出所:小川製作所

図8:非金融法人の1人当たり貯蓄(総)[クリックして拡大] 出所:小川製作所

図9:一般政府の1人当たり貯蓄(総)[クリックして拡大] 出所:小川製作所

日本の家計の貯蓄は、1990年代に極端に多かったようですが、2000年頃から他国並みで推移していますね。近年では英国やイタリアと同じくらいで、主要国の中では少ない方のようです。


とても重要なポイントですね。


一方で、企業はかなり大きな水準が継続しています。他国は少しずつ増えていますね。近年ではドイツや米国と同じくらいの水準ですが、主要国で最も多い状態を維持しています。政府の貯蓄は最近では英国と同じくらいで推移していて、米国よりもマイナス額が少ないようです。


家計でも政府でも近年の米国の存在感が大きいのが目立ちますね。日本だけでなく、米国も少し異質な印象を持ちました。


はい、そうですね。この後にご紹介する消費でも米国の特徴が良くわかると思いますよ。


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