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熱分析装置の磁気回路を刷新、従来比2倍の荷重で高弾性率の測定が可能に:FAニュース
日立ハイテクサイエンスは、試料の加熱、冷却中に荷重をかけて弾性率の変化を測定する、熱分析装置「NEXTA DMA200」を発売した。荷重出力部の磁気回路を刷新し、荷重を従来比で2倍としている。
日立ハイテクサイエンスは2023年8月29日、熱分析装置「NEXTA」シリーズの新製品「NEXTA DMA200」を発売した。試料の加熱、冷却中に荷重をかけて弾性率の変化を測定する。
同製品は、高周波高分解能型LVDT(線形可変差動変圧器)を搭載。荷重出力部の磁気回路を刷新し、最大20Nと従来機種の「DMA7100」と比べて2倍の荷重出力を有するため、高弾性率の測定ができる。厚みのある試料の測定にも対応し、測定前に細く加工する必要があった試料も実際の形状により近い状態で測定可能となった。
冷却ユニットとして、同社初となる液化窒素が不要な「ガスチラー冷却」を導入。装置使用時の安全性を向上し、ランニングコストを削減する。冷却ユニットはガスチラー冷却に加え、自動空冷、全自動ガス冷却から選択でき、−150〜+600℃の測定に対応する。
また、試料観察機能「Real View」を搭載。弾性率に関わるデータに加え、試料の寸法、色彩などの変化も200万画素カメラで撮影した画像をリアルタイムに確認できる。
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