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振動形状をスローモーション表示してどこが変形しているかを確認するCAEと計測技術を使った振動・騒音対策(14)(2/4 ページ)

“解析専任者に連絡する前に設計者がやるべきこと”を主眼に置き、CAEと計測技術を用いた振動・騒音対策の考え方やその手順を解説する連載。連載第14回では、時刻歴応答解析と同等の結果が得られる振動測定について取り上げる。

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振動形状のアニメーション表示

 得られた変位データの一部を図5に示します。図中の「5x」は測定点5のX方向振動変位、「13x」は測定点13のX方向振動変位です。

変位データ
図5 変位データ[クリックで拡大]

 では、このデータを使って、「Excel」で装置の変形形状をアニメーション表示してみましょう。連載第12回で説明した方法です。図6図7のような感じです。

screen面上のx座標とy座標
図6 screen面上のx座標とy座標[クリックで拡大]
測定点のscreen面上のx座標とy座標
図7 測定点のscreen面上のx座標とy座標[クリックで拡大]

 アニメーション表示するときの各測定点の座標は次式で求めます。

式1
式1

 添字のiは“i番目のデータ”という意味です。i番目のデータの抽出はExcelのIndex関数を使います。ついでにモーダル解析もするので、iは1番目から2048番目まであります。振動変位のスローモーション表示を動画1に示します。

動画1 振動変位のスローモーション表示

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