ニュース
金属パーツを組み立てて動かせる、リアルな4気筒DOHCエンジン模型:メカ設計ニュース
ヤベツジャパンは、金属パーツで細部までリアルに表現した、組み立て後に動かせる4気筒DOHCエンジンの組み立てキットを発表した。エンジンの構造を理解しながら組み立てられ、吸排気バルブの見えない部分までリアルに可動する。
ヤベツジャパンは2023年7月21日、金属パーツで細部までリアルに表現した、組み立て後に動かせる4気筒DOHC(ダブルオーバーヘッドカム)エンジンの組み立てキットを発表した。同社のECサイト「fromseed」で、6万7100円(税込み)で販売している。
同キットは、約357点の金属パーツを使い、4気筒DOHCエンジンの構造を理解しながら組み立てられるDIYキットだ。3Dイラストで解説した取扱説明書を参照しながら、約3〜4時間で組み立てられる。完成後のサイズは約158.5×117×182mm、重さは約1.8kgとなる。
完成後は内蔵の充電バッテリーでモーター駆動でき、吸排気バルブの見えない部分までリアルに可動する。
実車エンジンのセルモーターを模したモーターが、フライホイールを回転させて駆動する仕組みを再現しており、カムシャフトの回転によってバルブが開閉する様子が見られる。また、内部が見えるようにエンジンブロックの一部がカットされている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ピストンが傷だらけなのにも、理由がある
「新品やのにめっちゃ傷だらけっすよ!」「あほか!」――ピストンやシリンダにわざわざスジを入れる理由をきちんと理解している? - 本田宗一郎も苦戦したピストンリングの設計
ピストンリングは一見ただのリングだが、エンジン性能を高めるためのたくさんのノウハウが詰まっていて、設計の難易度も高い。 - 縦置き直6サイコー!? シリンダ(気筒)の基本
直列4気筒やV型6気筒のメリットは、どんなことだろうか。またBMWがあえて、直列6気筒にこだわってきた理由とは? - カムシャフトを2本にするか、1本にするか
「DOHCエンジンの方が高性能、高効率」というのは本当だろうか? DOHCとSOHCの利点と欠点を比較してみた。